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横田慎太郎選手引退セレモニーを実施
2019年09月27日 更新

26日(木)、ウエスタン・リーグ公式戦対福岡ソフトバンクホークス戦終了後の阪神鳴尾浜球場にて、今季限りでの引退する横田慎太郎選手の引退セレモニーを実施しました。

横田選手はこの試合8回表から1番センターで守備につき、センター前ヒットを見事なバックホームでタッチアウトを取りました。

  

そして試合後スタンドのファンの皆様が見守る中、「2番センター横田、背番号24」のコールでベンチから出てきた横田選手はセンターまで走りました。そして梅野選手、中谷選手、髙山選手、北條選手に担がれマウンドに向かい、挨拶を行いました。

「僕が試合にも出ていないのに、いつもスタンドにはたくさんのファンの方が来ていただき、自分がグラウンドでもがいている時にいつも自分以上に必死に応援してくださり、本当にいつも感謝の気持ちでいっぱいでした、ファンの皆様本当にありがとうございました。
そして今日来てくれた両親、復帰することが出来なくてすみませんでした。入院中から僕以上に大変な思いをしたと思います。しかしこうやって今日、試合に出してもらったのも間違いなく強い両親のおかげです。今まで諦めずに野球をやって来てよかったと今日改めて思いました。
これまで本当にたくさんの方に励まされ、ここまで来ることができました。辛いこともありましたが、自分に負けず、自分を信じてやって今まで自分なりにきっちり練習をしてきて、本当に神様が見ていると今日思いました。本当に、本当にありがとうございました。」

約570人のファンの方々が見守る中、挨拶を終えた横田選手に福岡ソフトバンクホークスを代表して小川ファーム監督、阪神タイガースを代表して矢野監督、梅野選手、そしてご家族から花束が手渡されました。セレモニー後は来てくださったファンの方々とハイタッチをしながら言葉を交わしました。

以下、横田慎太郎選手コメント

―引退試合が行われると決まってから、どのような思いでこの試合に臨まれましたか。

平田監督から、試合に出してもらえるという話をいただいて、約3年ぶりに試合に出させてもらって、めちゃくちゃ緊張したのですが、最後あのようにバックホームが投げることが出来て、練習でもあんなボール投げれていなかったのですが、本当に神様が見てくれていたのかなと思います。

  

―あのシーンでボールが飛んできたときにバックホームで刺せるという思いはありましたか。

あの時は打球がキレイに見えなくて、いつもだったら下がってしまっていたのですが、今日に限っては前に出れたので、本当にこれまで自分を信じてきて、練習をやってきて、本当によかったと思います。

―今日も多くのファンが駆けつけてくれました。ファンの方と一人一人ハイタッチを交わされていましたが、どんな会話をされましたか。

多くの方から「今まで感動をありがとう」と言っていただきました。皆さん泣きながら言っていただいたので、本当に嬉しかったです。

―ファンの方々の声援は横田選手にとってどのようなものでしたか。

僕が苦しい時や悩んでいた時や一歩前に出れない時も、ファンの方の声援のおかげで前に前に進めたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

―一軍の選手たちも甲子園から駆けつけてくれましたが、ご存知でしたか。

まったく知らなくて、ビックリしましたし、福留さんや鳥谷さんも来ていただいていて、鳥谷さんから「神様は本当にいるんだな」と言われて、涙が出ました。

―ファンの方々にメッセージをお願いします。

最後の3年間はまったく試合にも出れませんでしたが、たくさんのファンの方に支えてられて今があるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。6年間ありがとうございました。