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4月29日(tham30) ミスと不運で3連勝を逃す

戦評

内野守備が乱れた初回に2失点。いきなりビハインドを背負うことになったが、尚も続いた2死1、3塁のピンチは、レフト・中谷が左中間への打球を斜め後ろ向きにダイビングキャッチ。ビッグプレーで3点目は与えない。

直後の攻撃で中谷が安打で出塁すると、1死後、糸井がライトスタンドへ同点アーチ。先発・青柳を攻守で援護する。

青柳は2回にも1点を失うが、1死1、2塁からは中日・京田の放った右中間への打球を今度は福留が背走しながらグラブに収める。バックホームに備え、浅めに守っていた守備位置から落下地点まで一直線に走り打球をつかんだ。

抜けていれば試合が決まりかねない場面で外野守備が守備が光ると、打線は3回、好調な上本の安打から1死満塁とし、北條がレフト前に落ちるラッキーな適時打を放ち再び同点とする。

中盤にかけて立ち直りの気配を見せていた青柳だったが、6回の先頭打者に四球を与えると、バント処理で悪送球をしてしまい無念の降板。「ボールは悪くなかった」と話した香田投手コーチも「あそこはもう1イニング行って欲しかったね。相手は8番からだったし。四球、自分のエラーで崩れるのは野手に申し訳ない」と崩れ方については反省を促した。

打順は1番で無死2、3塁。かなり厳しい場面でマウンドに上がった岩崎が、三振、三振、ショートゴロという見事な好リリーフでピンチ脱出。7回は桑原が三者凡退に抑え試合を引き締めると、8回に2死から鳥谷が2塁打を放ち、4イニングぶりに得点圏の走者を出す。しかし、この勝ち越し機を逃すと9回にドリスが打ち取った当たりが安打になる不運に見舞われ3失点。

1番から始まる最終回の攻撃に逆転の望みを懸けたが、先頭の中谷はショートフライ。上本が3本目の安打を放ち出塁したが糸井が併殺打に倒れ試合終了。

試合後の金本監督は「ドリスは責められない。不運な当たりも多かった」とセ界一の守護神をかばい、「記録でも3つのエラー、見えないものもいくつか。これだけ多いとしんどい」中日とは1点を争う展開となることが多く、ミスをしていては勝てない。明日のチケットは前売りで完売。満員の甲子園で締まったゲームを誓う。

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