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7月17日(Jul20177) 首位・広島を下し、後半戦白星スタート

戦評

1点を追う4回2死1塁。広島の先発・野村の投球と同時に1走・鳥谷がスタートを切ると、糸原が引っ張った打球はライト線で弾む。「後ろにつなぐ意識で打ちました。追い込まれていたのでバットをちょっと短く持ってコンパクトに行こうと打席の中で考えていて、それがうまくライト線にいいタイムリーになってくれました」この一打で鳥谷が長駆生還。試合を振り出しに戻した。さらに2死2塁から梅野がレフト前に適時打を放つ。次が投手の打順だっただけに、つなぐだけでなく、決めたかった場面。ピンチを招いても最少失点で粘るメッセンジャーをバットで援護した。

流れを引き寄せたが5回にアクシデントが襲う。

この日が復帰戦となる西岡がセンター前に運び、上本が送って1死2塁。追加点の大きなチャンスを作る。この場面で打席に立った糸井は、2ボール1ストライクからチェンジアップにタイミングが合わず空振り。スイング後に右脇腹を抑えるような仕草を見せると、本屋敷トレーナーと片岡打撃コーチが駆け寄り、治療のため一旦ベンチ裏へ。結局、「代打・高山」がコールされ糸井は交代となった。試合後、交代は大事を取ってかと聞かれた金本監督の答えは「その意味もあるし、ちょっと痛そうだったから」軽傷であることを祈るばかりだ。

主軸を欠いても攻めの姿勢は変わらない。

6回に先頭の中谷が四球を選び出塁する。2安打と当たっていた鳥谷が良い当たりのライトフライに倒れると、糸原の打席で中谷がスタートを切る。今季初盗塁を決め得点圏に進み、糸原の進塁打と梅野の四球で2死1、3塁とすると打席には代打・原口。追加点はならなかったが、相手にプレッシャーをかけ続け、金本監督が理想とする”6回までにリードを奪う”展開に持ち込んだ。

7回は桑原、8回はマテオが一打同点のピンチは背負ったがホームは踏ませず。最後はドリスが天谷、田中、菊池の俊足トリオを圧巻の三者連続三振締め。首位・広島を下し、後半戦白星スタートとなった。

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