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4月11日(15Asia/Tokyo11) 高橋遥の好投が光り、広島に連勝

戦評

初回、1死から四球を選んだ上本を1塁に置いて糸井が左中間を深々と破る適時2塁打を放ち1点を先制。

援護をもらったルーキー・高橋遥は序盤から安定感抜群の投球でアウトを重ねていく。初回に当たり損ないの内野安打を1本許しただけで2回から5回は全て三者凡退。とてもプロ初登板とは思えないような素晴らしいピッチングで試合を作った。

ルーキーの好投に応えたい打線は5回、上本の安打を起点に糸井、ロサリオ、大山のクリーンアップが三者連続四球を選び待望の追加点を奪う。さらに、ここで終わるかもう一押し出来るか重要な場面で糸原が2点適時打を放ちリードを広げる。

「何とか食らいつく気持ちで。チーム全体でも試合前から高橋(遥)に勝ちをつけようと言っていたのでそれが出来て良かったです」

1点差の緊迫した展開から4点差となると、高橋遥は7回を2安打無失点。強力広島打線に2塁すら踏ませない完璧な内容でプロ初登板を飾った。

想像以上の好投。
一見そう感じるが金本監督にとっては想像以上ではなく期待通りだった。「1月の自主トレで彼のピッチング見た時にこれぐらいやりそうなピッチングだった。それを出してくれた。(8回も)正直、僕は行きたかったんですけどピッチングコーチはピッチャーを守るのが仕事。説得されました(笑)」

継投に入った8回に広島打線の反撃にあったが最少失点で終盤のピンチを凌ぐと、3点差の9回にはドリスがマウンドへ。菊池、丸を連続三振に仕留め、最後は2死2塁からファーストゴロでゲームセット。

ドリスからウイニングボールを受け取った高橋遥は「嬉しいのと実感が沸かないのと信じられない気持ちです。試合前からワクワクした気持ちで投げられました。ファンの皆さんの歓声を背に楽しんで投げられました」

逆転勝利翌日は先行逃げ切り勝ち。広島相手に甲子園で2つ白星が連なった。

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