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6月13日(24Asia/Tokyo13) 猛追!あと一歩届かず

戦評

一度は鮮やかに逆転した阪神だが、直後の守備で救援投手が集中打を浴び勝率5割復帰を逃した。

日本ハム先発右腕・上沢に対する阪神は、3番に福留を戻してDH。糸井・中谷とクリーンアップを組んだ。

阪神は月曜の雨天中止から回った小野が先発。立ち上がり、足を警戒する西川をいきなり歩かせ盗塁などで一死3塁とされる。3番 近藤はスライダーで空振り三振。中田・四球を挟んでレアードも真っ直ぐで空振り三振に仕留めたが、初回から球数を費やすスタートだ。小野は真っ直ぐの抜け球が目立ち、制球がバラつき苦しい内容。3回裏には大田のフェンス直撃・中越え二塁打と四球で一死1・2塁とされ、4番 中田に直球を打ち返されての中前適時安打で先取点を奪われた。

4回表 阪神は一死後、糸井・中谷・鳥谷の3連打で満塁として7番 陽川が初球 甘く入ったフォークボールを捉えて左中間突破の走者一掃適時二塁打を放つ。鮮やかな4者連続安打で3対1と逆転する。

リードをもらった小野だが、ピリッとしない。2四球で二死1・2塁となると阪神ベンチは、尾仲にスイッチ。だが、2番 大田・3番 近藤に連続中前適時安打を浴びて追いつかれる。更に中田にはシュート回転で中に入った真っ直ぐを捉えられて勝ち越しの左中間適時二塁打。仕上げは5番レアードに内角高め直球をレフト上段へ13号3ランを運ばれてしまった。今季無失点の中継ぎ右腕がまさかの炎上で7対3と北海道日本ハムに再びリードを許す。

先発・小野は3回2/3(96球)3安打4三振5四球3失点。「立ち上がりから制球が定まらず球数も多くなってしまった。逆転してもらった直後に先頭を四球で出してしまい、最後まで修正することが出来ずにチームと中継ぎの方々に迷惑をかけてしまった」と責任を一身に背負い、肩を落としている。

5回裏から登板した阪神4人目・谷川は、先頭・石井一に右越え1号ソロを浴びて5点差に。阪神は6回表二死満塁と上沢を攻めるが、代打・大山は三邪飛に倒れた。上沢は6回(99球)まで投げて8安打 4三振 2四死球 3失点。勝ち投手の権利を持ってリリーフ陣に託す。阪神は7回表 日本ハム2人目・宮西から糸井・鳥谷の適時安打で2点を返して8対5と追いすがるが、続くチャンスを3人目・石川直に摘まれる。

連敗を止めたい北海道日本ハム・栗山監督は、8回トンキンの後、9回表は新守護神として有原を投入する。二死と追い詰められた阪神は、中谷・鳥谷の連打後、代打・伊藤隼が右越え適時三塁打を放って1点差に迫った。しかし、最後は途中出場・原口が空振り三振に倒れて万事休す。8対7と辛くも逃げ切った日本ハムは4連敗でストップ。阪神は、勝率5割復帰のチャンスを逃している。日本ハム・有原は初セーブ。リリーフで集中打を浴びた阪神・尾仲は移籍後初の敗戦投手となった。

「(小野の交代機について)ストライクを取るのが精一杯になってしまったから。ちょっと小野の悪いところが出てしまったけどネ。(前回同様に四球から崩れて)いち早く修正して欲しいよね、やっぱり。良いもの持ってるんだから。ストライクゾーンにある程度のコントロール(が出来て)ストライクさえ取れれば、そんなに打たれない投手。四球さえ出さなかったら、少々甘く入ってもね。そう言う良さを生かして欲しいですよね」。金本知憲監督は、将来のエース候補に注文をつけている。

「打線は、やっと何か昨日今日とね…殻を破りつつあるのかな?」。 糸原・中谷・鳥谷が3安打をマークするなど16安打を記録した打線は活発だ。「今日はやっぱりタイムリーが出たと言うのが一番。満塁で陽川にタイムリー。糸井とトリのタイムリーとかね。(最後も伊藤隼が適時打を放ち、若手・中堅・ベテランと)満遍なくタイムリーが出たから。前向きに捉えたいし、チームとしても自信持って欲しいですね」。悔しい敗戦の中でも、指揮官のコメントは最後まで非常にポジティブだった。

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