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6月24日(th0000006) 1度は5点差を追いつくも大逆転ならず

戦評

広島との3連戦は3試合続けて5点差以上を追いかける展開に。前日までの2試合は追い上げも及ばずだったが、この日の打撃陣は一味違う攻撃を見せた。

試合開始からわずか7球、立ち上がりに3塁打と犠牲フライで先制点を献上した先発・小野だが、追加点は与えない。2、3、5回は三者凡退、安打を許した4回も2塁を踏ませることなく広島打線を封じ込める。

援護したい打線は4回、福留がライトスタンドにアーチを描き、一振りで同点に追いついた。

しかし6回、小野は先頭打者にこの日初めての四球を与えたところからピンチを招くと、広島の4番・鈴木に適時打を浴び勝ち越しを許してしまう。「先頭のフォアボールから失点してしまったので、それまでテンポ良く投げられていただけに・・・」と無念の降板。左打者の続く1死1、2塁の場面で岩崎にスイッチするが、勢いづいた広島打線を止められない。連続長打を浴びるなど一挙に5点を失うビッグイニングを作ってしまった。

その裏の攻撃は前の打席で一発を放っている福留から。走者をためる攻撃が要求されるこの場面ではきっちり四球を選ぶ。この後、陽川の四球と鳥谷の安打で2死満塁とし、代打・原口がセンター前に2点適時打を放つ。

7回にも3四球で1死満塁と全ての塁を埋めると陽川がライト前へタイムリー。さらに代打・中谷がしぶとくレフト前に運ぶと3走・福留に続いて2走・糸井も生還し同点に。最大5点あったビハインドを2イニングで追いついた。

試合の流れを引き寄せ8回は先頭の原口が安打で出塁し、代打・植田が送りバントで代走・梅野を2塁に進める。打順がトップに返ると糸原は四球、北條は安打でつなぎ3イニング連続で満塁とした。試合を決めるクリーンアップの一振りに期待がかかったが福留、糸井のバットから快音は聞かれず。

同点のまま迎えた9回は、体調不良により14日に抹消されていたドリスが昇格即登板するが、制球面が制御出来ずフィールディングのミスも重なって5点を勝ち越されてしまう。8回までに9安打を放っていた打線も9回は三者凡退。奇跡の大逆転勝利とはならなかった。

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