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8月15日(33Asia/Tokyo15) 連夜の逆転勝利まであと一歩

戦評

先発・才木は初回を三者凡退に抑えると2回に招いた2死満塁も無失点。立ち上がりと序盤の山は切り抜けたかに思えた。しかし3回、連続長打を浴び3点を先制されてしまう。

打線はその裏、1番から始まった好打順の攻撃で糸原、北條の連打で走者をため伊藤隼が送って1死2、3塁。絶好のチャンスを作ると糸井の適時打で1点を返し、ロサリオの犠牲フライでも1点を追加。前日の逆転勝利を思い出させる攻撃ですぐさま反撃した。

才木は4回に押し出しで失点し、このイニング途中で降板する。香田投手コーチは「結果も大事なんですけど彼の良いところが出ないのも惜しい。しっかりバッターと勝負する闘争心、その気持ちを持ち続けて欲しいですね」と改善を求めていた。

2番手・岡本は走者を出しながらも2回1/3を最少失点で凌ぎ、粘りの投球で踏ん張っていたが、7回に岩崎が一発を浴び追う点差は4点に。ワンチャンスで返すことは難しく、走者をためる攻撃が要求される状況となったが、打線は5回以降中々走者を出すことが出来ない。8回1死からロサリオが安打を放ち出塁するも後続が倒れてしまう。

追い詰められた9回、4点を追う攻撃で1死から大山が三遊間を破ると糸原も内野安打で続き、走者がたまる。北條の放った良い当たりはライトフライとなったが、タッチアップで2走・大山は3塁へ。2死となって打席には代打・原口が向かう。代打成績は34打数17安打、打率は驚異の.500だ。初球は1走・糸原のスタートを見送ったためワンストライクを献上する形となったが原口は全く動じない。2球目をセンター前に弾き返し2者を迎え入れた。これがチーム11本目の安打、安打数は広島を上回った。2点差に迫り、同点の走者が1塁にいる状況で続く糸井は四球で歩く。場面は一発が出れば同点というから一発が出れば逆転サヨナラ勝ちへと変わり舞台は整った。パワー溢れるロサリオの一振りに期待がかかったが、歓喜の一打は生まれず。ゲームセットの瞬間まで攻め立てたが、連夜の逆転勝利とはならなかった。

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