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10月9日(JST000000Asia/Tokyo) 伝統の一戦白星締めならず

戦評

今季最後の伝統の一戦、試合は序盤から動いた。

初回に1死1、3塁から大山の併殺崩れの間に1点を先制。その後、先発・メッセンジャーが逆転を許すが5回には梅野、板山の連打と植田の送りバントで1死2、3塁とチャンスを作り、代打・鳥谷の内野ゴロの間に3走・梅野が生還。6回には先頭の島田がレフト線への2塁打で出塁する。「追い込まれてからああいうバッテイングが出来たのは良かったかなと思います」という一打でチャンスメイクし福留の内野ゴロで3塁に進むと大山が右中間へ適時2塁打を放つ。1点差に迫り、今季3度の対戦24イニングで無得点に抑え込まれていた巨人の先発・メルセデスをマウンドから引きずり降ろした。

なおも続く1死2塁で巨人の2番手・畠の投じたボールを捕手の小林が弾くと2走・大山は3塁へ。さらに小林の悪送球が重なり大山は一気に生還、試合を振り出しに戻した。

しかし、終盤の大事なイニングを任された桑原、望月が相次いで失点してしまう。9回は岩崎が2つの三振を奪って3人でピシャリ、最後の攻撃へリズムを作った。反撃したいところだったが巨人が9回のマウンドに送ったエース・菅野に対し内野ゴロ2つで2死を奪われると代打の切り札・原口もセカンドフライに倒れてしまう。

白星はつかめなかったが苦手としていたメルセデスを攻略し、今季最後の対戦で意地を見せたことも事実。金本監督は「ゲッツー崩れとか何とか1点というバッテイングが出来ていたので。明日は何としても勝ちたいし、ファンの前で良い試合をしたい」と明日の甲子園でのラストゲームで必勝を誓う。必ずや来季につながる試合にしてみせる。

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