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6月22日(ndam30) 先発野手全員安打でカード勝ち越し

戦評

先発・岩田が大阪桐蔭高校時代の同級生、西武・中村に2打席連続の本塁打を浴び、打線は3回まで1人の走者も出せない。苦しい展開になりかけたが重苦しい雰囲気を俊足ルーキーが打開した。

4回、先頭の近本がチーム初安打を放つと盗塁を決める。さらに1死後、西武の若いバッテリーの隙を突き3盗も成功させた。球場のムードを変えると1死3塁から糸井が放った打球はセンター前にポトリ。これが適時打となって1点差に迫り、さらに大山はライト線への2塁打で続く。1死2、3塁と得点圏に走者を2人置くとマルテがレフト前へ弾き返し、2者をホームへ迎え入れた。

「昨日チャンスの場面で打てなかったから、今日は良い場面で打てて良かったよ。ポジティブな結果になったね」

助っ人の一振りで逆転すると5回には無死1塁から木浪が左中間へ適時2塁打を放つ。「追加点の欲しい場面だったので、後ろに繋ぐ意識で打ちに行きました。抜けてくれて良かったです」という一打でリードを2点に広げた。援護点をもらった岩田は6回2失点と試合を作る。

「ホームランバッターに対して一番気をつけなければならないホームランを二本打たれてしまったのは反省です。ただ、先発としての役割は果たすことができて良かったです」

優位に立つと一度つかんだ流れを渡さない。6回には大山の、7回には糸原の適時打で加点し昨季のパリーグ覇者を突き放す。投げても小野、藤川、ドリスのリレーで西武打線を寄せ付けない。先発野手全員がHランプを灯す12安打で快勝を収め、矢野監督も「タイガースらしい野球が出来て、いい勝ち方が出来ました」と手応えバッチリ。交流戦ラストゲームへ向けては「うちの野球というのは挑戦してチャレンジして積極的にいって、その中でつないで走ってなので、こういう野球を明日も頑張っていきます」2戦でカード勝ち越しを決め、3連勝が見えてきた。

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