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オフトラニュース

キャンプに向けて高知入り

2016/10/28

秋季キャンプ開始を翌日に控えた28日、金本知憲監督はじめ首脳陣、選手たちがキャンプ地の高知に入りました。

26日まで甲子園で行われていた秋季練習は、体力強化をテーマにトレーニングが中心でしたが、キャンプからは実戦形式のメニューも増える方向。金本監督は「実戦とトレーニング、両方やる」と、取り組み方を示唆しています。

キャンプ期間中、紅白戦などの実戦は4、5回を予定。うち1回は、安芸での対外試合となる予定です。

紅白戦では、タイブレーク形式を導入。守備側が1点リードの無死一、二塁、無死一、三塁、無死二、三塁を想定し、守備側と攻撃側ともに選手が采配を執ることに。

「サインも選手に出させる。選手たちに考えさせて、野球勘を養わせる」

選手それぞれに考える力を身につけさせることが、指揮官の狙い。試合中に問われる、瞬時の的確な判断力を鍛えます。

紅白戦はポイント制で行われ、金本監督からは罰ゲーム実施の予告も。秋季キャンプ中とはいえ、必死の真剣勝負が見られるかもしれません。

今キャンプ、投手陣のテーマの一つとして金本監督が掲げているのが、「牽制、クイック、投内連携」。

「練習から、絶対に走られないクイックをやっていこうと。殺せる牽制を、一人一つ作れ」と、指揮官は投手陣に課題を与えました。

野手陣には、走塁と盗塁の強化を厳命。今季は、チーム盗塁数がセ・リーグワーストの59に沈むなど、機動力を使うことができませんでした。

金本監督から「スピードに乗り出したら速いんだから。ここで諦めるか、クリアして走れる選手になるか」と、盗塁への意識改革を促されているのは高山俊外野手です。1年目の今季は「度胸がなくて走れなかった」と5盗塁に終わりましたが、「キャンプはいろいろトライしていい時期だと思うので、研究してトライしていきたい」と意欲を見せています。

引き続き課される、体づくりや体力強化のための厳しいトレーニング。そして、バッティングやピッチングはもちろん、守備や走塁、牽制やクイックなど、さまざまなプレーの技術力向上。来季へ向けて、キャンプでは多くの課題に取り組まなければなりません。

金本監督が、キャンプで選手たちに望むこと。

「自分に足りないものを、まずわかってほしい。そうすれば、オフの課題に向かっていける。体力、スイングスピード、フォーム、技術、いろいろある。そこを自覚して、理解して、自分を知るということ。そうやってキャンプを終わってほしい」

自分自身を見つめる日々が、安芸でスタートします。

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