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オフトラニュース

ボクの方が男前!

2016/12/5

大阪市内のホテルで2017年度 新人選手入団発表会が開催され、ルーキー達が初めてタテジマ姿を披露しました。

「今年のドラフトの方針は、顔の良い順に獲って行こうと言うことで、8人のイケメンが揃ってくれました。顔優先で獲りました。(大山は監督に似てると言われているけど)ボクの方が男前と思ってます(笑)」。金本知憲監督の第一声で、緊張感漂う会見場の空気が和らぎます。

それに対して、ドラフト1位 大山悠輔内野手(白鷗大)は「自分の方が勝ってる!」と返して更に爆笑を誘いました。実は隣にいた指揮官から言わされたそうですが、早くも師弟の息はぴったりです。

その上を行ったのが、独立リーグ出身のドラフト6位 福永春吾投手(徳島インディゴソックス)。「(大阪出身で)小さい頃から甲子園に通っていてフェンス越しに観ていた」憧れのタテジマを自分が着る事になり、周囲の人たちが「凄く喜んでくれてる」と話し、「一日でも早く一軍で登板して・・・(試合でヒーローになり)『お立ち台』で徳島の皆さんの為に阿波踊りを踊りたい!」と堂々の公約です。会場は笑い声に包まれました。

ドラフト2位 小野泰己投手(富士大)は、今季引退した福原(現育成コーチ)の背番号28を継承。「プレッシャーがかかる。福原さんもそうだし、江夏さんも・・・」と偉大な系譜に身が引き締まる思いです。「福原さんの(二桁勝利をマークした)1年目の成績とかを調べた。それ位の覚悟と言うか、そういう気持ちを持って1年目のプロの世界で活躍して、ファンの方に覚えてもらえるように」全力で取り組む決意を示しました。

ドラフト7位 長坂拳弥捕手(東北福祉大)は、かつて矢野コーチが着けていた39番。「引き締まる気持ちと重みの両方を感じている。緊張しますし(大学の先輩でもある矢野コーチの背番号に)何か縁も感じるので、目をつけてもらえるように頑張りたい。(熾烈な正捕手争いだが)チャンスも早々にあると思うので、モノに出来るように」研鑽を積み重ねる積もりです。

背番号と言えば、今回 新人で唯一1桁の3をもらったのは、大山でした。「そら1位だしね!」当然という表情の金本監督。大山本人は、「(3のイメージは)沢山いるけど、関本さん。白鷗大の藤倉監督(総監督)。(ミスターについては、今の段階では畏れ多くて)長嶋さんとか、言える立場じゃない」と責任の重大さを噛み締めています。教え子の晴れ姿を会場の片隅から見つめていた白鷗大野球部の藤倉多祐総監督(阪神〜ロッテOB)も「(ドラフトで阪神に決まった時に)ひょっとしたら!と思っていた」とは言え、同じ番号を大山が背負う巡り合わせに非常に感慨深そうな様子です。

「真面目そうなコが多いね、生真面目な感じの。(秋季キャンプまで)現役の選手をずっと見とったから、まだ体が出来てないな!と言うのが率直な印象。もうちょっと上半身大きくても・・・上半身大事だしね、特に野手は。(上半身が出来て来ないと)振りの強さが出て来ない。腕じゃなしに(腕も重要だけど)肩・背中とか・・・」。まだ身体がユニフォームにフィットしない新人たちが今後どんな成長を遂げて行くのか? 金本監督は、とても楽しみな様子で目を細めていました。

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