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4月21日(stam30) 待たれる得点圏でのあと1本

戦評

初回と2回は内野陣が欲しいところで併殺を奪い、3回には大飛球をフェンス手前で福留が好捕する。バックの守備にも助けられた先発・秋山は序盤3回を無失点に抑える滑り出しを見せた。しかし4回に5安打を浴び3失点、先制を許してしまう。ファーストストライクを狙われた投球に香田投手コーチは「彼がやられる時はストライク揃え過ぎてしまう。向こうもイケイケの時は初球から打ってくる。彼もそれはわかってたと思うけど、それがうまくいかなかった」

打線は直後にロサリオの安打から2死満塁のチャンスを作るが、大山の放った1、2塁間を破ろうかという打球が相手の好守に阻まれ得点ならず。気持ちの込もったヘッドスライディングもわずかに及ばなかった。
5回に秋山に打順が回ると金本監督は代打に山崎を送り、6回は藤川が3人でピシャリ。攻めのタクトで球場の空気を変えると、直後の攻撃でロサリオの2塁打と四死球で全ての塁を埋める。無死満塁から同点、逆転への期待が一気に高まったが後続が倒れ、あと1本が出ない。

苦しい展開の中、イニングをまたいだ藤川が6、7回、マテオが8回、石崎が9回を全て三者凡退に抑え味方の反撃を待つ。パーフェクトリリーフの好投に応えたい打線は8回2死から今季1本の安打も許していなかった巨人・マシソンを相手に福留が三塁線を破り、9回には抑えのカミネロからこの回先頭の糸原がレフト前に安打を放つ。足がかりは作ったものの巨人リリーフ陣を攻略出来ず。金本監督は「ヒットは出てるけど、得点圏での打撃でしょうね」試合を通じて9イニング中4イニングで得点圏に走者を置いたがホームを踏むことは出来なかった。

連敗で勝率5割となったが明日の先発は前回、見事な投球でプロ初登板をプロ初勝利で飾ったルーキーの高橋遥。再びの快投に期待がかかる。

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