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10月10日(41Asia/Tokyo10) 甲子園ラストゲームを白星で飾る

戦評

今季の甲子園最終戦の先発マウンドを任されたのは岩田、4回に3安打を浴び先制を許したが、この回以外は散発3安打無失点。死球は1つ与えたものの、四球は1つも出していない。ベテランらしい投球で6回を1失点に抑えしっかり試合を作った。

岩田の好投に応えたい打線だったが5回までは3安打に抑えられてしまう。1点ビハインドで迎えた6回1死、先発・岩田の打順で代打・中谷が打席に向かうとDeNA・ラミレス監督がベンチを出る。マウンドにいたのは左腕の砂田、中谷の後は打順がトップに帰り糸原、島田と左打者が続く場面だったが、右腕の三嶋にスイッチした。ワンポイント継投に加えDeNAバッテリーはアウトコース中心の配球、慎重を期す采配で1点のリードを守りにきていた。それでも2ボール1ストライクからの4球目が真ん中付近の甘いゾーンに来ると中谷は逃さない。完璧に捉えた打球はレフトスタンドに一直線、雨の強くなった甲子園の夜空にアーチを描き試合を振り出し戻した。

7回には1死から大山がライト線への2塁打で出塁すると、続く陽川がセンターオーバーの適時2塁打を放つ。

「大山がつないでくれたのでつなぐ意識でいったのが結果につながった」

という一打で勝ち越しに成功。リードを奪うと8回は藤川が三者連続三振、9回もドリスが三者連続三振で締めて7回の能見から7者連続奪三振という圧巻のリレーでDeNA打線に出塁すら許さない。今季の甲子園最終戦を白星で飾った。

金本監督は試合後、ファンに感謝と謝罪の言葉を述べた後に「この悔しさを選手達は真摯に受け止め、来年必ずたくましくなって帰ってきてくれると信じております」と来季の奮起に期待していた。故障者が相次ぎベストオーダーの組めない日々も長かったが、その分多くの選手が経験を積んだ。来季こそセリーグの頂点と日本一の栄冠をつかみ取る。

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