8月13日(JST000000Asia/Tokyo) 青柳奮投!救援陣も耐え抜きドロー

戦評

再三走者を賑わせながらも決定打を欠いた阪神だが、先発右腕や救援陣の驚異的な踏ん張りに救われ何とかスコアレスドローに持ち込んだ。

通算1000投球回まであと1/3と迫る中日左腕・大野雄は、今季阪神戦2勝負けなし。対する阪神は2番に北條を入れ、中軸と6番 大山は前夜と同じ。梅野・陽川を7・8番に配置する。序盤から再三走者を出して大野雄を揺さぶるも、要所を締められてしまう。

阪神先発は6月12日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来、勝利から遠ざかる青柳。中日は亀澤を1番で起用。5番に平田を配し、7番ショートに京田が復帰する。青柳は立ち上がり一死から大島・アルモンテの連打で1・2塁のピンチを背負うが、4番ビシエドを外角ツーシームで遊ゴロ併殺打に取ってリズムに乗った。

阪神は7回表 一死1・2塁で4番マルテ。8回表無死1塁では6番 大山が併殺打に倒れるなど、決定機を悉く潰す。大野雄は7回2/3(131球)7安打6三振6四球 無失点で後をリリーフ陣に託した。こちらは決して最上の投球ではなかったが、ポイントでは阪神打線をしっかりと抑え込んだ投球が素晴らしい。流石は1000イニング以上投げたエースの投球だった。

青柳は8回裏 先頭代打・藤井にヒットを打たれたところで、岩崎と交代する。7回0/3(87球)7安打6三振 無四球 無失点だった。「試合前から梅野さんと話し合い、話し合った通りの投球をする事が出来た。後はチームが勝てるようにしっかりと応援する」。四死球から崩れる悪癖も封じて青柳晃洋投手は、満足そうな表情を浮かべている。

8回途中から共にリリーフ勝負となったが、中日は藤嶋〜岡田〜三ツ間〜祖父江。阪神も岩崎〜ジョンソン〜能見〜島本〜藤川と盤石な繋ぎで両者一歩も譲らず、12回まで投げ切って0対0の痛み分けに終わった。

「誰かが打っていれば・・と言うのは、こういう試合はあると思うし。誰かののせいという事はない。チームとしての責任と言うか?オレに責任は勿論あるし」。試合後、矢野燿大監督は申し訳なさそうに口を開いた。「(青柳は)久しぶりと言うか、抑え方としても凄く内容は良かったし、本当は点取るまで行かせたかったんだけど。(ただ)持ってる球で言うとまだまだ左対策と言うのはこれからの課題になって行く」。

そして、苦しい戦いを耐え抜いた救援陣に関しては、「今日の流れやったら(普通は向こうに)持っていかれるんやけどね。こっちがチャンス作って決められない中、後攻めの方が圧倒的有利の中で抑える!って言うのは、本当に中継ぎ陣の頑張りやし、今日の島本観てても、こんな僅差の中で投げるからこそ成長出来ると言う部分が大きい」などと話して、厳しい実戦の中でレベルアップして行くブルペンを労った。

ただ、それならそれで大きな問題点がまたしても浮彫りとなった。「勿論ずっとゼロで行けば負ける事は無いんで。(でも)今日の反省として、やっぱり点を取らんとね。オレの反省もあるし。一年間ここまで戦って来ての課題と言うのも、そこに出てる部分もチームとしてあるから。どう点を取るか?って言うのは、チームにとって大事なコトであるから・・」。内容としては圧倒的に押しながら勝ち切れない現実が、指揮官を笑顔にさせていなかった。

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