スタンプ未押下

10月21日(43Asia/Tokyo21) マルテの一発を鉄壁投手陣が守りきる

戦評

打線の起爆剤として期待されたマルテが1軍昇格即スタメン。オーダーにはサンズ、ボーアと共に助っ人3人が名を連ねた。すると初回にマルテがいきなり存在感を示した。

四球で出塁した糸原を1塁に置いて、高めに浮いた変化球を逃さず2点本塁打を放つ。

「打席に入る前にいろんな感情あったんですけど、ファンの方々のためにホームラン打とうと思ってました。打てて良かったです。家出る時から1打席目に絶対ホームラン打ってやろうと思ってました」

今シーズンのチーム100号本塁打で先制に成功した。

2回以降は投手戦、広島打線は野手8人中6人が左打者と対策オーダーを組んできたが先発・青柳はものともしない。6回途中まで投げ、許した安打は初回の先頭打者に打たれた1本だけ。テンポ良くアウトを重ね試合を作った。

「絶対勝つ、という気持ちだけでマウンドに上がりました。左バッター多かったんですけど、出来過ぎかなというぐらい良い感じで投げられました。コントロール良かったですし、インコースしっかり使えたんで梅野さんと話した通りに投球出来たから良かったかなと思います」

2点リードの6回2死1塁、打席に広島の4番・松山を打席に迎えると矢野監督は岩貞をマウンドへ送る。この手堅い起用に岩貞もしっかり応え、左対左の対戦で見事に3球三振に打ち取った。

継投に入った後半戦、外国人野手3人を起用しているためこの日のブルペンにエドワーズはいない。7回は岩崎がピンチを作ったが踏ん張り無失点。8回は藤浪が1死2塁から相手の中軸を連続三振。日本人リレーでつなぐと最後はスアレスが締めて無失点リレーが完成、初回にマルテの一発で挙げた2点を最後まで守り切った。

スアレスの22セーブ、大山の26本塁打はリーグトップ。矢野監督は「タイトル狙える位置にいるんでね、獲れるものは全部獲ってほしい」チームの勝利はもちろん、個人タイトル争いも注目だ。

戦評一覧へ戻る

MENU

  • 虎魂

モバイル