スタンプ未押下

4月11日(th0000004) 接戦を制し止まらぬ開幕ダッシュ

戦評

前日時点で12球団唯一の10勝に到達し、貯金6は12球団トップタイ。開幕ダッシュに成功した勢いはこの試合でも止まらない。

初回、近本と糸原の連打でチャンスを作ると大山の内野ゴロが相手の失策を誘い2点を先制。ラッキーな形で先手を取った。

4回には佐藤輝の2塁打と梅野の送りバントで1死3塁とし、中野がレフト線へ適時打を放ち欲しかった追加点を奪う。「梅野さんが良い形で繋いでくれたので、何としてもランナーを還そう、ガンケルを楽にしてやろうという強い気持ちを持って打席に入りました」と話したルーキーにとってこれがプロ初の適時打となった。前日に記録したプロ初打点と初盗塁に続き、ハツラツとしたプレーを続けている。

これまで2試合に先発し防御率0.73と安定していたガンケルはこの日も絶好調。3回まで無安打に抑え4回にポール直撃のアーチを浴びてもリズムを崩さない。連打を許すことなく6回1/3を1失点に抑え試合を作った。

最大のピンチは8回に訪れた。岩崎が失点し1点差に迫られ、なおも1死1、3塁。一打同点、長打が出れば逆転を許す場面でリーグ屈指の好打者、DeNAの宮崎を打席に迎えたが、岩崎は投手ゴロの併殺打に打ち取り同点を許さない。終盤にの大きな山場を乗り切ると最後は守護神・スアレスが3人で締めて逃げ切りに成功。接戦を制し早くも今季3度目となる3連勝を飾った。

5球団との対戦1回りを終えて11勝4敗で貯金7、勝率0.733はシーズン約105勝ペースだ。先発陣は全員がしっかり試合を作り、糸原は絶好調で「スタメンのチャンスを頂いたので、何としてもものにしようと強い気持ちを持って試合に臨みました」と話す中野はプロ初の猛打賞をマーク。主力の近本と大山がまだ本調子でない状況でこの強さ、来週の甲子園6連戦でも負ける要素は微塵も見当たらない。

戦評一覧へ戻る

MENU

  • 虎魂

モバイル