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6月28日(JST000000Asia/Tokyo) 追加点が取れず、悔しい逆転負け

戦評

攻守共に最高の立ち上がり。まずは1番打者に定着してから安打を量産している中野が26歳の誕生日を自ら祝った。

初回、センターオーバーの2塁打で出塁する。攻撃の起点を作ると島田もライト前への安打で続き、相手野手の捕球ミスを中野は見逃さない。あっという間に先制のホームを駆け抜けた。俊足揃いの上位打線は勢いに乗ると止まらない。島田は盗塁を決め、近本の引っ張った内野ゴロで3塁へ進塁。佐藤輝の打ち上げたセンターフライは定位置より前だったが島田はホームへ生還した。

「浅いフライでしたが島田さんがよく走ってくれました。島田さんに感謝です。ありがとうなぎ(島田選手のあだ名)」

足も口ぶりも軽やかな攻めで2点の先制に成功した。

援護点をもらった西勇は初回と2回を三者凡退。低めとコースを投げ分け安定感ある内容で最高の立ち上がりを見せた。文句なしの試合の入り方だったが中盤からは相手にペースを握られた。

西勇は3回に同点を、5回に勝ち越しを許してしまう。打線が追加点を奪えない中でも1点差で粘り終盤勝負に持ち込みたかったが6回にも重たい3失点。点差が広がり無念の降板となってしまった。

それでも2番手の石井はイニング跨ぎをものともせず、8回は齋藤が三者凡退と試合を引き締める。若手リリーバーが踏ん張り、打線の反撃を待った。

4点を追う9回の攻撃は3番の近本から。厳しい状況には違いないが、佐藤輝の2塁打、糸原の内野安打で2死ながら1、3塁とし長打力のある糸井にチャンスでつないだ。しかしDeNAベンチを慌てさせることは出来たが、ホームは踏めず。良い形で2点を先制しながら4点差が遠かった。

連勝は止まったが狙うはもちろんカード勝ち越し。得意の横浜スタジアムで明日こそ打線爆発に期待だ。

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