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オフトラニュース

オンとオフの切り替え

2017/1/22

時折、雹(ひょう)の混じる冷たい雨が降った鳴尾浜。極寒の中、選手たちは白い息を吐きながら自主トレを行いました。

新人合同自主トレは、この日から第4クールに。

ここまで順調にきているドラフト1位の大山悠輔内野手(白鴎大)ですが、「(調子が)上がってきたというより、上げていかないといけない時期。追い込めるところは追い込みながらやっていきたい」と表情を引き締めます。

1月6日の入寮から、2週間余り。「プロ野球選手として、しっかりやらないといけないという自覚が出てきました」と、気持ちに変化があったことを明かしました。

日曜日とあって、鳴尾浜球場のスタンドには多くのファンの姿が。「悪天候の中でも、たくさんの方が見てくださっていることを忘れずにやっていきたい」。応援してくれるファンの存在が、プロ野球選手としての自覚をより一層強めたに違いありません。

練習休日だった前日は、電車に乗って大阪の街へ。

「大阪の雰囲気に慣れるため、雰囲気を感じに行きました。買い物はしてなくて、散歩です。これから住むところなので、何があるかをわかっていきたい。野球も勉強ですけど私生活の面でも勉強していきたいので、機会があればいろんな所に行きたいです」

新人合同自主トレ初日、金本知憲監督から言われた言葉は「ほどよく遊べ」。

「オンとオフの切り替えは、しっかりできていると思います。オフも野球のことを常に考えつつ、リラックスできれば」

大阪の街で、ほどよくリラックスできたようです。

ドラフト2位の小野泰己投手(富士大)は、18日に続いて二度目のブルペン入り。坂本誠志郎捕手を立たせた状態で36球を投げ、「この前より力を入れて、7、8割ぐらいで投げました。強く投げる中でもバランスを意識して、フォームもしっかり確認しながら。今のところ順調にきています」と手応えを口にしました。

小野のブルペン投球を視察した香田勲男投手コーチは、「まだ作っている段階なので何かを判断するわけではない」とした上で、「スピンが効いたボールを投げる印象。ピッチャーらしい、手足が長くて、キャッチャーの手元でボールがキュッと来るタイプだね」と評価。それを伝え聞いた小野は、「真っすぐの質を求めているので、スピンの効いたボールを評価していただいたというのは自分の持ち味が出ているということ。今後も持ち味をアピールできれば、いい方向にいくんじゃないかと思います」と自信を覗かせました。

20日にダッシュを行った際、左足に張りを訴え途中で練習を切り上げた藤谷洸介投手(ドラフト8位・パナソニック)が、大阪市内の病院で左足太もも裏の筋挫傷と診断されました。この日は屋外には姿を見せず、鳴尾浜の球団施設内で患部のケアと体幹などのトレーニング。今後の合同自主トレへの参加は、様子を見ての判断となります。

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