6月10日(JST12000000) 交流戦初の3連勝で貯金は今季最多17

戦評

両先発の好投により膠着状態が続き、イニングだけが進む。どうしても欲しい先制点はルーキーのバットが叩き出した。

5回に先頭の小野寺が嬉しいプロ初安打を放つ。2試合連続でスタメンに抜擢した矢野監督の起用に応えた。続く北條は併殺打に倒れてしまうが2死走者となってからでもしぶとく攻める。梅野の安打と近本の四球で1、2塁とし中野がライト前に適時打を放った。

「何とか先制点をチームにもたらそうという気持ちを持って打席に入って、いいところに飛んでくれたかなと思います」

四球の後の甘い初球を狙い打ち、野球脳の高さを示す一振りだった。

先制した後の大事なイニングは俊足を生かしたセンター・近本の広い守備範囲、サード・大山の柔らかなグラブさばき、ファースト・サンズの好反応と好守3連発で三者凡退。サンズは6回1死1、2塁の場面でも鋭いライナーを掴むとそのまま走者にタッチし併殺を完成させた。

7回2死からは近本がライトスタンドに今季4号本塁打を放ち、貴重な追加点を奪った。

序盤は好投しても中盤につかまることの多かった先発・アルカンタラも味方の好守に助けられ6回まで2安打無失点、安定したピッチングで試合を作った。しかし7回に先頭打者の打球を受け無念の降板。アクシデントにより馬場がマウンドに上がった。緊急登板となった馬場は1点を失うが2死2、3塁のピンチを凌ぎ同点は許さなかった。

すると8回1死から佐藤輝が2塁打で出塁し、守備で貢献していたサンズが本領発揮。センター前への適時打で勝負強さを見せつけた。9回には相手の失策で1点を追加しリードを3点に広げる。最後はスアレスが1点を失い、同点の走者を背負ったものの1死1、2塁から併殺打を打たせて逃げ切りに成功。終わってみれば連夜の2桁安打で3連勝を飾り、貯金を今季最多の17とした。交流戦ラストカードは好投手3枚との対戦が予想される楽天戦、この山を乗り越えればチームはさらに強くなる。貯金20での甲子園凱旋に期待だ。

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