10月12日(JST000000Asia/Tokyo) 接戦を制し巨人戦の勝ち越しが決定

戦評

奇跡の逆転優勝を目指すチームをアクシデントが襲った。練習中に大山が背中の張りを感じたため大事をとってベンチを外れることなった。急遽、4番・サードを欠く事態に小野寺がプロ初の3番に入り、サードの守備には佐藤輝が就いた。

急造打線となったが2回、ロハス・ジュニアと佐藤輝の連打、さらに青柳の安打で2死満塁とすると近本が1、2塁間を破る。

「2死から青柳さんが繋いでくれましたし、青柳さんのためにも先制点が欲しかったので、打つことができてよかったです」

球界屈指の安打製造機が勝負強さを発揮して2点の先制に成功した。

援護を受けた青柳は5回まで2安打無失点。安定した投球を続け試合を作った。6回無死1塁からはファースト・マルテがライト前に抜けそうな打球を好捕しピンチ拡大を防ぐ。この後、青柳は適時打を浴び1点は失ったが、マルテの好プレーと2死満塁から高めのつり球を要求した捕手・坂本の思い切ったリードにより最少失点で踏ん張った。

1点リードの7回にも2死1、2塁と同点のピンチを招いたが青柳と坂本のバッテリーは巨人の3番・坂本を打席に迎えても一歩も引かない。フルカウントからインコースを攻めてショートゴロに打ち取り同点は許さない。109球を投じて7回1失点、きっちり先発の役割を果たした。

8回は岩崎をマウンドに送って逃げ切りを図ったが、頼みのリリーフエースは先頭打者に四球を与えるなどピリッとしない。思わぬ投球にベンチは交代決断する。2死満塁でスアレスを投入した。「勝っていた状況で、チームがいい(試合)運びをしていたのでなんとかそれをつなげたいと思ってました」という絶対的守護神は大ピンチを切り抜ける。イニング跨ぎとなった9回も巨人の上位打線を全く寄せ付けない。2つの三振を奪って三者凡退、最後は162キロのストレートで坂本を空振りに仕留め、節目の40セーブ目を挙げた。

1点差で逃げ切った矢野監督は「応援するしかなかったですけど、ピッチャー陣が頑張ってくれました。(青柳と坂本のバッテリーは)丁寧にいきながら、その中で攻めるところはしっかり攻める2人の意識が出ていたからこそ粘れたと思います」大山不在と岩崎の途中降板を乗り越えて接戦を制し、2007年以来14年ぶりとなる巨人戦での勝ち越しを決めた。明日もチーム全員で貪欲に勝利を求めていく。

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