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8月2日(JST000000Asia/Tokyo) 巨人を押し切りロードは白星スタート

戦評

左中間、右中間の膨らみが大きい甲子園を本拠地としているだけに、東京ドームでの試合はスラッガーにとって稼ぎ時。両チーム無得点の2回、大山がライトスタンドに先制の本塁打を放った。

「まずは出塁して、チームに流れを持ってきたいと思っていました。追い込まれていましたが、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです」

3回には2死から中野が3塁打で出塁し、島田の放った打球は投手の足元を抜けセンター前へ。今度は足を生かして追加点を奪いリードを2点に広げた。

先発の青柳は3回まで無安打無失点。非常に安定した投球を続けていた。4回に守備のミスが響いて逆転を許してしまうがセリーグ最強投手は動じない。6回まで追加点を与えず4安打3失点と試合を作った。

「4回に自分が出した死球から失点につながってしまって、チームに対して申し訳ない気持ちでしたが、みんなで繋いで逆転してくれて感謝しています」

打線は1点を追う6回に1死2塁から佐藤輝の適時打で同点とし、7回には糸原の安打から1死2、3塁とチャンスメイク。この場面で矢野監督は北條を代打で送り出した。「青柳さんの代打だったので僕が打たないと勝ちつかないなと思って、打つしかないと思って打席に立ちました」という北條はきっちり犠牲フライを放ち、待望の勝ち越し点を叩き出した。

4-3とすると7回は浜地、8回は湯浅が惚れ惚れするようなストレートを武器に2つの三振を奪い三者凡退、巨人打線を完璧に捩じ伏せた。この流れに乗り打線は9回にも1死2、3塁のチャンスを作り、梅野がライト前に運ぶ。この一振りが2者を迎え入れるダメ押し打となって勝負あり。3点リードの最終回は岩崎が三人斬りで締め括った。

ビジターゲームが続く8月の戦いは宿敵・巨人を押し切り白星スタート。矢野監督は「レギュラーだけじゃなくて後から行ったメンバーも良い仕事してくれました。僕たちは追いかける立場なんでここからもドンドン行きます。ドラマを起こす、そこを全員で信じて戦っていく、ファンの皆さんの力さらにもらって頑張っていきます」と話した。明日は左腕の伊藤将が先発マウンドへ。青柳の作った良い流れに乗りたい。

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