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8月9日(JST000000Asia/Tokyo) 無念のサヨナラ負けで一歩後退

戦評

ここまでに放った117安打は近本に次ぐリーグ2位。打線を勢いづけていた中野や代走の切り札・熊谷、さらにウィルカーソンも新型コロナウイルスの陽性判定を受け、糸井も感染の疑いがあるため戦線離脱を余儀なくされた。

固まりつつあったオーダー再編を迫られたが誰かのピンチは誰かのチャンス。久々のスタメン機会に陽川と木浪が燃えた。

2回、1死から糸原の放ったライナーがレフトの頭上を超える2塁打となりチャンスを作ると、陽川が詰まりながらもセンター前へ運ぶ。DeNA先発の好左腕・今永対策での起用に応え先制点を叩き出した。

「嫌な追い込まれ方をしてしまったので、なんとか最低限ランナーを進めて、後ろのバッターに繋ぐという気持ちでした。先制点を取ることができてよかったです」

さらに2死2塁から木浪が低めの球に好反応。巧みなバットコントロールでセンターへ弾き返し、陽川が全力疾走で2点目のホームに生還した。

「先制した直後、もう1点が欲しい場面でしたし、試合前からしっかりイメージして準備はできていたので、あとは食らいつくだけでした。(青柳)ヤギさんを援護することができてよかったです」

援護点をもらった先発の青柳は本調子でないない中でも粘りの投球で試合を作った。球数はかさみ、味方のミス絡みで失点しても崩れることなく6回を2失点(自責点1)に抑えた。自身10連勝はならず、こだわりを持つシーズン13勝目は次回登板に持ち越しとなったが先発の役割を果たした。

「序盤に援護をもらったので、いい流れのまま後ろにバトンを繋ぎたかったのですが、リードを守り切ることができすに降板となってしまって申し訳ないです」

2-2と同点の7回はセカンド・山本、ショート・木浪が連続でファインプレーを披露。二遊間の好守備が浜地を助け、8回は湯浅が相手の上位打線を三者凡退に抑えた。

9回は加治屋がバント処理で見事なフィールディングを見せたが痛恨の一打を浴びてしまい悔しいサヨナラ負け。良い形で先制したものの3回以降は打線がつながらず3位・DeNAに迫られる形となってしまった。星勘定でもチーム状況でも踏ん張り時。5カード連続勝ち越しへ、明日からの連勝を誓う。

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