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8月10日(32Asia/Tokyo10) 相次ぐ主力の離脱で6月以来の連敗

戦評

オーダーから大山が消え、中野が消え、緊急事態に陥っているチームに再び激震が走った。スクリーニング検査の結果、近本に新型コロナウイルス感染の疑いがあり登録抹消された。安打と盗塁でリーグトップの攻撃の要の離脱はあまりにも大きな痛手。上位打線を担い、守備でも貢献出来る3人を欠き苦しい展開が続いた。

打線は4回まで無安打無得点と沈黙してしまう。2回に陽川がライトへ良い当たりを放つも相手のファインプレーに阻まれた。左投手キラーの陽川は5回にチーム初安打を、8回には1死から2塁打を記録し孤軍奮闘したが得点には結びつかなかった。

援護がない中でも先発の伊藤将はしっかり試合を作った。センター・島田のランニングキャッチや後方の難しいフライを好捕したショート・木浪の好守備にも助けられ、走者を出しても後続を抑え7回まで無失点。しかし8回に2死からの守備の乱れと3連打であまりにも重たい3点を失ってしまう。

最終回の攻撃は代打・原口がショートライナーに倒れゲームセットまであとアウト2つ。崖っぷちに追い込まれたが打順がトップに返ると俊足の島田が執念の内野安打で出塁し、代打のロハス・ジュニアはしふどく1、2塁間を破る。走者を2人ため一発が出れば同点の場面を作った。しかしロドリゲスはファーストライナー、追い込まれてから粘りを見せた佐藤輝は11球目で空振り三振に倒れ追いつくことは出来なかった。

チームはオールスターを挟んで4カード連続勝ち越し中だった。着実に白星を積み重ねるのと同時に最後に連敗を喫したのは6月まで遡る。大きく負けないことで順位を上げてきたがDeNAに抜かれ3位転落。首位のヤクルト追撃のため好位置はキープしておきたい。まずは早々に2位の座を奪い返す。

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