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4月2日(nd0000004) アレへまっしぐら。開幕3連勝

戦評

昨季の対戦成績は9勝16敗とDeNA戦で苦しんだ。優勝を逃す一因となっていたが同じ轍を踏むわけにはいかない。開幕カードは鮮やかな3連勝、アレへ向けてこれ以上ないスタートを切った。

カード勝ち越しを決めて迎えた3戦目も攻撃の手を緩めない。3回に近本の四球と中野の安打でチャンスを作ると大山が放ったレフト前への適時打で先制に成功。さらに森下も「自分は気持ちを全面に出して行くタイプなので自分が決めてやるという気持ちで入りました」と三遊間を破る適時打で続いた。梅野の犠牲フライでも加点し3点目。良い形で試合の主導権を握った。

4回には森下がルーキーらしらぬ落ち着きぶりと選球眼を発揮した。2死満塁のフルカウントからきっちり高めの球を見極めて押し出し四球をもぎ取った。

初回に3奪三振だった先発の才木は威力あるストレートでDeNA打線を押し込み、まともなチャンスを作らせない。「2連勝していたので自分も思い切って攻めていく気持ちで、野手がめちゃくちゃ打ってくれたので楽に投げることが出来ました」と要所で三振を奪い7回途中までマウンドを守った。

守備の時間は短く攻撃の時間は長い。4-0の点差以上に理想的な試合運びで終盤を迎えた。7回に2点を返されたが3点目の生還を狙った走者はセンター・近本の無駄のないクッションボール処理からショート・小幡の見事な送球でホームタッチアウト。8回はK.ケラーがきっちり三者凡退に抑えた。開幕戦では2点を失ったがもう心配なし。しかも終盤の切り札は守りだけではない。

8回裏には2死2塁から代打・原口がレフトへ大飛球を放つ。「良い感覚はあったんで、どうかなと思いながら走ってました」という打球はスタンドへ。今季のチーム初本塁打となった。

効果的な一発で2点のリードはセーフティリードとも思える4点差に。最後は石井が締めて逃げ切りに成功した。試合後の岡田監督は「誰かじゃなしにみんなが良いスタートを切れた。3連勝で勢いつくと思うけど勢いよりもどっしり地に足を着けてみんなでやっていきたい」。来週はビジターゲームでも連勝を伸ばす。

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