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5月24日(21Asia/Tokyo24) 9回2死から佐藤輝の一打で逆転勝ち

戦評

優勝するためには大きな連敗をしないことと天敵を作らないことが重要だ。ヤクルト先発の吉村に対しては3度の対戦で2勝を献上し防御率は1.06。ルーキーながら好投を許してしまっている。苦手意識を払拭するためにも春先の段階で叩いておきたいところ。打線は2回り目に攻略した。

1点を追う4回、1死から大山の安打と佐藤輝の2塁打、森下の死球で満塁とした。このチャンスに梅野がセンター前に同点適時打を放った。

「みんなで繋いで作ったチャンスでしたし、西さんも頑張ってくれていたので、とにかくどんな形でもランナーを還したいと思っていました」

失点直後に試合を振り出しに戻すと、すぐさま追い越した。木浪も適時打で続き2-1と勝ち越しに成功した。

「追いついた直後のいい流れでしたし、ゲッツー崩れでもいいくらいの気持ちで必死に食らいつきました。タイムリーになってくれてよかったです」

先発・西勇の立ち上がりはキレも制球も好投を予感させるものだった。中盤に失点してからは粘りのピッチング。味方が2点目をとってくれた直後に同点とされてしまうがバットで貢献した。6回2死1塁から2塁打を放ちチャンスを拡大した。西勇がつないだことで打順はトップへ。この大事な場面で近本が適時内野安打を放ち、相手失策も重なって2者が生還。4-2と2点を勝ち越した。

「西さんが繋いでくれたので、なんとかという思いでした。いい当たりではなかったですが、タイムリーになってくれてよかったです」

西勇はその裏までマウンドを守り6回を3失点。7回にリリーフ陣がつかまり4-5とビハインドを背負うが好調の打線が再び試合をひっくり返す。

9回2死からノイジーの3塁打と大山の四球で1、3塁。土壇場で同点、逆転の走者を出すと佐藤輝がさすがの一撃をお見舞いした。これまで散々苦しめられてきたインコースのストレートを弾き返す。打球がライト線を破るとノイジーの代走・植田に続いて1塁から大山も生還を果たし逆転に成功した。

「絶対回ってくると思って準備してました。初球から積極的にいこうと思ってました。めちゃくちゃ嬉しかったです」

最後は岩崎が締めて4連勝。苦手投手相手に先制される展開となってもすぐにひっくり返し、9回2死走者なしから相手守護神を攻略した。ヤクルトが負ったダメージは相当なはず。単なる1勝ではなく5連勝へ向けて視界良好だ。

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