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3月30日(tham31) チャンスは作るも求む、今季初適時打

戦評

開幕からの連敗阻止へ。昨季の勝ち頭、大竹が先発マウンドに上がった。抜群の制球力が持ち味の左腕は初回にストレートを多投。決意表明を思わせる立ち上がりだった。

2回の守備ではファーストの大山がファウルフライを背走しながらナイスキャッチ。バックの好守備に助けられた大竹はゾーンギリギリを突いた球が惜しくもボール判定となっても冷静さを失わない。4回2死満塁の大ピンチも無失点で切り抜けた。

援護したい打線は序盤から塁を賑わせた。初回は開幕戦2安打の中野が2塁打を放ちチャンスメイク。2回は先頭打者のノイジーが四球を選び坂本の送りバントで得点圏に走者を置いた。4回には大山がバットを折られながらも打球をセンター前に運び、佐藤輝も安打で続いて無死1、3塁とした。しかしチャンスを作ってもあと一押しが出来ない。

両チーム無得点の展開が続くと5回まで無失点と好投していた大竹が6回に2者連続で本塁打を浴びてしまう。

「相手に先に点を与えないようにという気持ちで投げていました。5回まではなんとか粘ることができましたが、結局は先頭バッターを四球で出してしまったところから点を取られてしまっているので、あそこがポイントだったかなと思います」

それでも3点を追う7回に先頭のノイジーが2塁打を放つと岡田監督は次々とカードを切った。梅野、原口、糸原と3者連続で代打を送り、安打を放った原口の代走には小幡を起用。勝負所で惜しみなく戦力を投入したが得点には至らず。ホームが遠い展開のまま悔しい完封負けを喫してしまった。

大山、佐藤輝、ノイジーの中軸打者に今季初安打が出たことは好材料。負けられない3戦目は才木の豪速球でムードを変え、今季初得点から初勝利を狙う。

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