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4月3日(14Asia/Tokyo03) 森下の特大弾でホーム初勝利

戦評

東京ドームで劇的な一発を放ち今季初勝利を呼んだ森下がまたしても大仕事。特大弾でホーム初勝利の立役者となった。

序盤は苦しい展開だった。先発の伊藤将が初回に被弾し、2回に追加点を奪われてしまう。打線は3回まで走者を出せずにいた。

それでも2点を追う4回、1死から中野、森下の連打で1死2、3塁とすると大山がレフト前へ適時打を放ち1点を返した。

1点差に迫ると3回から立ち直っていた伊藤将をバックも盛り立てた。5回の守備では1死1塁からセンター前へ抜けそうな強い打球にショートの木浪が横っ飛び。好反応で捕球するとボールは2塁から1塁へ転送され、欲しかった併殺を完成させた。

セカンドの中野も負けていない。6回に安打性の打球を処理するファインプレーを披露し堅守の二遊間が躍動した。

そしてハイライトは1点を追う6回、1死1塁の場面。森下がレフトスタンド上段まで完璧な当たりをかっ飛ばす。今季2号は逆転の特大弾となった。

「バッティング練習以上のものが出ちゃいました。手応えあったので走らなくていいやと思ってその場に立ってました。タイガースファンの熱い声援が後押ししてくれてるのでこれからも熱い声援よろしくお願いします」

ゲームメイク能力に優れる伊藤将はやや不安定な立ち上がりからしっかり修正。「初回と2回に取られてしまったんですけど、そこから粘ることが出来て良かったです」と7回を無四球2失点に抑え先発の役割を果たした。

1点リードで迎えた8回はゲラが無失点。得点圏に走者を背負っても冷静な牽制と160km/hの豪速球でねじ伏せた。

その裏には近本の今季1号と佐藤輝の適時打で2点を追加。効果的なダメ押し点でリードを3点に広げた。

最後は岩崎がピシャリと3人で締めて今季初セーブ。要所で併殺を奪い、クリーンアップ3人に打点がつき、勝ちパターンの継投も決まった。ホーム勝利を挙げた岡田監督は「守り勝ち」と勝因を分析。この試合運びが出来れば連勝する可能性は高い。明日は西勇の好投でカード勝ち越しを狙う。

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