スタンプ未押下

4月12日(AprilFri, 12 Apr 2024 00:00:00 +090000) 青柳の好投から総力戦で引き分け

戦評

開幕から好調で首位を走る中日打線相手に青柳の投球が冴え渡った。低めを突くストライク先行の投球でアウトを重ね、3回まで1安打無失点。5つの三振を奪いつつ球数39球とテンポも良好だった。連打を浴びた4回に併殺崩れの間に先制こそ許したが後続はしっかり抑えた。7回までマウンドを守り2失点、先発の役割を果たした。

「いいテンポで投げることはできましたが、チームの状況や流れ的にも1点も与えたくないと思っていただけに、先に点を与えてしまったことは反省点です。全体的にはいい投球ができたと思うのでこれを続けていけるように頑張ります」

援護したい打線だが中日先発の柳攻略に手を焼いた。2回に1死から佐藤輝が2塁打を放つも先制ならず。7回に大山が良い当たりの大飛球を放ったが柵越えには至らずフェンス手前で捕球されてしまう。無得点イニングが続く中、2点を追う8回に反撃した。

1死から代打の糸原が粘りを見せて四球をもぎ取ると木浪も安打でつなぐ。1死1、2塁の場面で代打・ノイジーの放ったレフトフライで走者がそれぞれ進塁し2死2、3塁と一打同点のチャンスを作った。この絶好期に近本は追い込まれてから低めのフォークもファウルで逃げる。高い対応力で仕切り直しに持ち込み6球目を1、2塁間に弾き返す。これが適時内野安打となると代走出場していた2走の小幡も生還。ワンチャンスをものにして試合を振り出しに戻した。

「粘り強くつないだチャンスだったので、どんな形でもなんとか1本という気持ちでした。小幡もよく走ってくれました」

8回は桐敷が、9回はゲラが得点圏に走者を背負いながらも無失点で切り抜けホームを踏ませない。2-2の12回、最後の攻撃は安打で出塁した熊谷が盗塁を決めて1死2塁。このチャンスに適時打は生まれなかったがその裏を島本がしっかり三者凡退に抑えて勝ち越しも許さない。

投手は6人がマウンドに上がりベンチに残っていた野手は控え捕手の長坂だけ。ビジターゲームの苦しい展開を総力戦で引き分けに持ち込んだ。

戦評一覧へ戻る

MENU

  • 虎魂

公式モバイルサイト