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4月17日(16Asia/Tokyo17) ワンチャンスをものにして守り勝ち

戦評

先発マウンドに上がった伊藤将には吉兆データが並ぶ。昨季の巨人戦は4試合に登板して防御率2.10。昨季の甲子園9試合でも防御率2.10を記録していた。今季も甲子園でも巨人戦でも期待出来る、そんな投球を見せた。

初回は1死1、2塁。2回は無死3塁とピンチを招いたがセカンド・中野の好守備もありホームを踏ませない。

すると打線は3回2死から近本、中野の連打で走者をためると森下がセンターオーバーの2点適時2塁打を放つ。最初のチャンスをしっかりものにした。

「最近の試合でチャンスの場面でまわってくる場面が少なかったので、こういう1回をものに出来て良かったなと思います。先制点取れれば(伊藤)将司さんなら0で抑えてくれると信じて打ちました」

援護点をもらった伊藤将の粘りのピッチングは続く。4回無死満塁の大ピンチも切り抜けるなど要所を締めて6回を無失点に抑えた。絶好調でなくとも高いゲームメイク能力を発揮した。

「前回、不甲斐ない投球だったのでこの1週間、今日の試合に合わせてしっかりやってきました。前回やられてしまったので何とか無失点で勝てる試合に出来るように投げてました」

2点リードの終盤にはもちろんリリーフ陣が躍動した。7回は桐敷、8回は岩崎が無失点。走者は許したが後続をしっかり抑えた。そして9回はゲラが危なげなく3人でピシャリ、鉄壁リレーで逃げ切りに成功した。

この勝利が岡田監督にとってはメモリアル星。阪神の指揮官として通算485勝目を挙げ歴代2位となった。歴代1位、記録更新へ向けて歩みを進める名将はまずは明日の試合での勝利とカード勝ち越しを目指す。「明日もまたみんなでもうちょっとヒット打ってね、良いゲームしたいと思いますね」。先発マウンドには西勇を送り込み、相手先発は菅野。好ゲームに期待だ。

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