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5月18日(tham31) 戦線復帰のビーズリーが初登板初勝利

戦評

頼れる助っ人が1軍マウンドに戻ってきた。右肩コンディション不良の影響で開幕には間に合わなかったビーズリーが今季初登板。ファームでは7試合に登板して3勝0敗、防御率0.55という抜群の成績を残している。ウズウズし過ぎたせいか初回2死2塁からワイルドピッチになりそうな球を投げてしまうが、難しいバウンドを梅野がうまく捕球し矢のような送球で離塁の大きかった走者を刺した。ビッグプレーに助けられたビーズリーは好投した。アウトコース中心にきっちり試合を作り5回を無失点。2つ四球を与えてピンチを招いた5回も最後は力のある高めのストレートで空振り三振を奪い任されたイニングを投げ抜いた。

「甲子園に戻ってこられて本当に良かったです。ファンの皆さんの声援のおかげで良い投球が出来ました」

打線は4回、2つの四球で無死1、2塁のチャンスを作ると大山が三遊間を破りレフト前に適時打を放つ。4番のバットがチーム初安打と先制点を叩き出した。

「まずは点数取るしかないので、初球からいく気持ちで準備してました」

6回は桐敷がきっちり3人で抑え、7回も石井がヤクルトの中軸から2つの三振を奪って三者凡退。リリーフ陣の鉄壁ぶりはいつ見ても頼もしい。7回に渡邉の安打から作った1死満塁のチャンスに追加点は奪えなかったがリードは1点あれば十分だった。8回はゲラがいつも通り無失点。9回はショート・木浪の軽やかな守備に助けられた岩崎が3人で締めて虎の子の1点を守り抜いた。

4番の大山が復調気味で先発陣にビーズリーという大きな1枚が加わった。この白星は今後へ向けて単なる1勝以上の価値がある。守りの野球を掲げる岡田監督にとって1-0の勝利は大きいはず。連勝へ向けて明日先発予定の才木について「後ろに投げるピッチャーもいてるんで初回から全力で行ってほしいですね」と期待を込めた。

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