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6月29日(tham30) 反撃のチャンスにあと1本が出ず

戦評

ゲームメイク能力に優れる伊藤将にとって悔しいマウンドとなってしまった。立ち上がりに先頭打者への四球から3失点すると3回にも味方の失策絡みで追加点を奪われる。過去3試合はしっかり長いイニングを投げていたが5点を失うと序盤で交代を告げられた。

「立ち上がりからボールの高さを修正することができず、ゲームを作ることができませんでした」

苦しい展開となってしまったが浜地の好リリーフで流れを変えた。3回1死満塁で登板すると併殺打でピンチ脱出。イニングを跨いだ4回もきっちり三者凡退に打ち取った。最高の仕事をこなすと打線も5回に反撃した。

2死から野口が代打でプロ初出場。育成契約から這い上がった苦労人が死球を受けて出塁すると島田も四球を選んで1、2塁とした。走者をためると中野がセンター前に適時打を放つ。反撃の一打で2走の野口がプロ初得点を記録した。

しかし4点差に迫ったその直後に富田が被弾し再び点差を5点に広げられてしまう。7回に2死から島田の安打と中野の四球で1、2塁としたが頼みの代打・糸原は内野ゴロ。残されたイニングが少なくなる中で点差が縮まらない。

8回にも先頭の大山の安打から走者をためたがあと1本が出ない。反撃のチャンスを作りながらも追い上げはならなかった。

結果は1得点だけだったがプロ初出場の野口は2打席目も3打席目も初球をスイング。無安打に終わった前川も内容の濃い打席を続けていた。希望はある。若い力で突破口を開きたい。

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