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7月27日(tham31) 大竹の好投と打線好調で連勝

戦評

後半戦の巻き返しへ、懸念材料だった打線について非常に明るい見通しが立った。初回に近本の内野安打と中野の送りバントで1死2塁とすると森下の適時打で先制に成功した。森下は第2打席でも勝負強さを発揮する。3回1死1、2塁の場面でもレフト前に適時打を放った。この勢いに乗り追加点を1点だけでは満足しない。2死満塁からは前川の打ち上げた打球がレフト線に落ちる2点適時打となり加点、さらに木浪の適時打でも1点を加えた。この回5安打を集中させ一挙4得点、序盤で早くも5点のリードを奪った。

大量援護を受けた大竹は球速表示以上にキレのあるストレートと得意の緩い球を駆使する投球術で快調にアウトを積み重ねる。無失点投球を続ける左腕を援護すべく打線は5回にもつながった。

森下の2塁打でチャンスメイクし佐藤輝が左中間へ適時2塁打、大山も1死2塁から強い打球を弾き返し3塁線を破る適時打を放った。前日に続くクリーンアップ全員打点でリードを7点に広げた。

大竹は7回まで無失点で完封も見えた8回に1点を失ってしまったが点差からして試合展開に大きな影響はなし。2死1、3塁のピンチでもズバッとインコースにストレートを決めて24個目のアウトを奪う。8回1失点、しっかり試合を作った。

「自分1人で1試合投げ切るつもりでいきました。7回で『代えるぞ』と言われたんですけど監督のところに行って『投げさせてください』と言いました。目の前のバッターをしっかり打ち取る気持ちで最初から最後まで投げることが出来ました」

9回に追い上げを許したものの最後は岩崎が締めて逃げ切りに成功した。投手陣の堅牢さは相変わらずで、打線は上り調子。やはり近本、中野がチャンスメイクして中軸が打点を稼ぐ攻撃が出来れば理想的な展開に持ち込める。今季初の猛打賞で2打点を挙げた森下は「ピッチャーが頑張ってくれているのでクリーンアップが必ず点取って、ここから上昇していきたいなと思います」と力強く宣言した。投打共に視界良好。後半戦最初のカードで3連勝を飾りたい。

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