広島キラーの大竹が投打で見せ場を作った。今季の広島戦は3試合に登板して防御率0.45。昨季は7試合に投げて防御率0.57。広島からすれば顔も見たくないであろうほど完璧に抑え込んでいる。今後の首位争いを左右する大事な試合でも立ち上がりを三者凡退。好スタートを切った。2回に2点を失っても自らのバットで取り返す。直後に大山の安打と坂本の2塁打で2死ながら2、3塁とすると大竹が1、2塁間を破る。ライト前に適時打を放ち1点差に迫った。
大竹は3回以降きっちり低めを突いて無失点投球を続ける。追加点を与えることなく5回まで65球とテンポ良く試合を作った。
しかし打線が援護出来ない。2回までに4安打を放ったが3回以降はほとんど走者を出すことが出来ず、1点のビハインドを跳ね返せないままイニングが進んでしまう。
1-2のまま迎えた7回、好投していた大竹がつかまり2点を奪われてしまう。富田、岡留は好リリーフでつないだが9回に漆原も手痛い失点。4点を追う最終回の攻撃で先頭の森下が四球を選んだが後続が倒れてゲームセット。首位の広島を相手に避けたかった連敗を喫してしまった。
悔しい連敗となってしまったが明日はトミージョン手術から復帰の高橋が先発する。ラストスパートへ最大の補強は奪三振能力の高い速球派左腕の復活だ。
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