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9月8日(th0000009) 森下の本塁打で反撃も追い上げ届かず

戦評

今週は負けなしの5連勝。波に乗る打線は初回に近本がいつも通り安打で出塁し、先制点への期待が高まった。しかし送りバントを試みた中野はファウルでカウントを悪くしてしまう。近本が盗塁失敗でアウトカウントが増えると中野が四球を選んでも森下が併殺打に倒れてしまう。2回にはセンター前に抜けそうな前川の打球が相手の好守備に阻まれ三者凡退。先制点を奪えなかった。

先発の西勇も2回と3回に被弾し5失点。大きなビハインドを背負ってしまった。それでも4回に1死から中野が安打で出塁すると、森下が諦めない気持ちをバットに込めた。フォークを捉えた打球はグングン伸びてバックスクリーン左へ一直線。反撃の2点本塁打となった。

「点差もありましたし、まずはランナーをためることを最優先に考えて後ろにつなぐ意識でした。追い込まれていましたが、コンパクトにうまく打つことができました」

打線に追い上げてもらった西勇は5回にも2死1、3塁のピンチを招くが前の打席で一発を浴びたヤクルトの沢井を低めの変化球で空振り三振に仕留める。経験豊富なベテランが若手スラッガーを手玉に取った。

「大事な試合で味方のミスをカバーすることができませんでした。山田選手に打たれたホームランも(坂本)誠志郎の要求に応えることができなかったので迷惑をかけてしまいました」

リリーフ陣は岡留が右打者2人を抑え、イニングを跨いだ富田も無失点。きっちり役割をこなした。打線は3点を追う6回、代打・糸原の安打と中野の四球で1死1、2塁とした。一発が出れば同点の場面で打順は中軸へ。しかしこのチャンスに快音は聞かれない。8回に木浪の四球と島田の安打で走者をため、中野の内野ゴロの間に得点するが1点止まり。ひっくり返すことは出来なかった。

連勝は止まってしまったが今週の5勝1敗は十分な戦果。そして来週は勝負の甲子園7連戦が待ち受ける。ファンの大声援を受け、一気に順位を上げたい。

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