球団史上初の連覇へ、わずかな可能性を手繰り寄せるには残り4試合で1つの負けも許されない。今季のヤクルト最終戦には対戦成績4戦4勝、防御率1.17のビーズリーを先発マウンドに送り込んだ。初回に2死満塁のピンチを招いたが無失点で切り抜けた。しかし2回にピッチャー返しの打球を右足に受け治療のため一時ベンチへ。マウンドに戻ったが先制の適時打を浴び、さらに3点本塁打を被弾してしまう。
それでも打線は4点を追う3回、2死から近本の四球と中野の安打で走者をためると森下がレフト前へ適時打を放つ。バットを短く持っての執念の一打でビハインドを背負っても流れを完全には渡さない。4回にも3塁打でチャンスメイクした佐藤輝が梅野の内野ゴロの間に生還。2点差に迫った。
反撃ムードは高まったが5回に岡留が失点。追いかける点差が再び3点に広がった。重い1点を奪われると7回にも2点を追加されてしまう。リリーフ陣は富田と岡留がイニング跨ぎ、終盤は浜地、島本と注ぎ込んだが毎回安打を浴び攻撃のリズムを作れない。打線も5回以降は走者を出せないまま最終回を迎えてしまった。
2-7と5点を追う9回の攻撃は反撃の適時打を放った森下から。クリーンアップのバットに期待がかかったが三者凡退。ヤクルトとの最終戦を白星を飾ることは出来なかった。
連覇達成はならなかったが139試合終了時点まで優勝の可能性を残す粘り強い戦いを続けていた。日本一を目指す挑戦はまだまだ続く。残り3試合の相手はCSファーストステージでも対戦する可能性の高いDeNA。しっかりした野球を展開し良い形でシーズンを締めくくりたい。
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