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10月3日(JST12000000) 今季最終戦は先行逃げ切りの白星締め

戦評

ワンチャンスをものにして投手リレーで逃げ切る。得意の形で今季74個目の白星をつかみ取った。

今季最終戦の先発マウンドには大竹が上がった。すでに2桁勝利を挙げている左腕にはもう一つ大きな目標がある。今季の投球回は139回2/3。あと3回1/3を投げれば規定投球回に到達する。緩急をつけた投球と巧みな牽制で3回まで1安打無失点。大事な4回は先頭打者に四球を与えてピンチを招くがショート・木浪の好守備もありホームは踏ませない。この好投に打線も応えた。

両チーム無得点の5回に近本の四球、中野の安打で走者をためると森下の打球が相手の失策を誘って無死満塁。大きなチャンスを作った。この絶好機に大山が放った打球はライト線を破る2点適時2塁打、先制に成功した。

「みんながつないでくれたチャンスだったので、とにかくランナーを還したいという気持ちでスイングしました。タイムリーになってくれてよかったです」

さらに佐藤輝の犠牲フライでも加点。打線がつながり3得点を挙げた。

「チャンスの場面でしたし、最低限の仕事ができてよかったです」

大竹はその裏も3人でピシャリ。雨による中断もあったが59球で5回1安打無失点と好投した。


「自分自身の規定イニングもあったけど、順位争いも関係なく純粋に勝つために投げることができました。序盤は雨の中の投球でしたが、終始落ち着いて投げることができたと思います」

3点リードの6回は岡留が無失点。7回は守備の乱れで失点したものの富田が最少失点にとどめた。8回は島本が無失点。若手リリーフ陣にとってはCSへ向けてのアピールの場。それぞれがしっかり持ち味を発揮した。

3-1と2点リードの9回は石井が締めてプロ初セーブをマーク。今季最終戦を白星で飾った。近本はリーグトップの盗塁数をさらに伸ばす19個目の盗塁を決め、前川はHランプを2度灯すなど状態は良好。シーズンで貯金11を作り、CSファーストステージは本拠地の甲子園で戦える。狙うは2年連続の日本一だ。

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