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7月30日(31Asia/Tokyo30) 粘り勝ちで優勝へのカウントダウン開始

戦評

球団史上3度目の7月中のマジック点灯へ。村上が先発マウンドに上がった。序盤は連続してピンチを背負ったが粘りの投球で切り抜けた。初回は自らの牽制悪送球もあり2死1、2塁。2回は1死満塁としてしまったがあと1本は許さない。アウトコースいっぱいにビシバシ決めるいつもの制球力ではなかったが中盤からさすがの修正力で持ち直す。3回には60キロ台のスローボールを投げ込むなど引き出しの多さで三者凡退に抑えた。5回にはサードの佐藤輝が巧いグラブさばきと強肩で援護。バックの好守備にも助けられた村上は6回までに5安打を浴びながらも無失点、先発としてしっかり試合を作った。

「粘りの投球で何とか0に抑えられて良かったかなと思います。オールスターはいっぱい点取られたんで不安でしたけどしっかり0に抑えられて良かったです」

打線も本来の攻撃は出来なかったがそれでも相手からすれば威圧感のある打線には違いない。4回無死1、2塁の場面ではバント失敗でチャンスがしぼんだかに見えたが2死3塁から相手のワイルドピッチで先制に成功。6回にも中野の四球と森下の安打から1死満塁とすると代打のヘルナンデスが押し出しの四球を選んで追加点。適時打なしで2点のリードを奪った。

7回は及川が三者凡退。8回は石井が2死から2塁打を浴びたが防御率0.25の右腕は崩れない。次打者をライトフライに打ち取り涼しい顔でマウンドを降りた。

8回裏には森下の2塁打と相手の失策で無死1、3塁とし大山がレフト前に運ぶ。ようやくの適時打で加点。さらに2死満塁から熊谷がしぶとくセンター前に落として2者をホームに迎え入れる。効果的なダメ押し点でリードを5点に広げた。

最後は桐敷が締めて逃げ切りに成功。オールスター明け負けなしの4連勝でついに優勝へのマジック39が点灯した。猛打賞の活躍で勝利に貢献した森下は「目安となるものができたと思うのでこのマジックを0にするまで突っ走っていきたいなと思います」と話した。Xデーへ向けて虎道を突き進む。

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