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8月24日(th0000008) 才木の粘投と終盤の猛攻でM16

戦評

4時間23分の熱戦となった昨夜は8人の投手がマウンドに上がった。しかも及川、桐敷、岩崎は連投をこなしている。島本と富田が1軍合流しブルペンを厚くしたが、やはり望むのは打線の援護と先発の好投だ。

打線は3回、小幡の安打から2死1、2塁とすると中野の適時打で先制に成功した。

「才木と(近本)チカさんが良いかたちで繋いでくれましたし、先制点が欲しい場面だったので仕事ができてよかったです」

1点リードの4回には待ち望んだ一発が飛び出した。三振が増えたり不調の期間が長引いてしまうのは長距離打者にとってはある程度仕方がない。それは必要経費だ。「初球からいいスイングができました」という佐藤輝がライトスタンドへ完璧なアーチを描いた。

2点の援護点をもらった先発の才木はカウントを悪くしても簡単に四球を与えない。粘りの投球でアウトを重ねた。4回にヤクルトの主砲、村上に一発を浴びたが次の打席は空振り三振。しかも決め球に選んだのはスタンドまで運ばれたストレート。リベンジに成功した。打席でも6回2死満塁から価値ある押し出し四球をもぎ取る。今季初打点でリードを2点に広げた。

3-1の8回は代打の熊谷がレフトオーバーの3塁打でチャンスメイクし坂本の右中間への適時2塁打で加点。さらに近本の四球、中野の安打で2死満塁とすると森下がたまった走者を一掃する。左中間へ3点適時2塁打を放った。佐藤輝も適時打で続き一挙5得点。終盤のビッグイニングで試合を決めた。

才木は8回途中まで投げて4安打1失点。しっかり長いイニングを投げ先発の役割を果たした。

「頑張ろうかなと思ってました。ピンチもうまく野手の方に守ってもらいながら凌げましたし、点も取ってもらったのですごくいい感じで投げられたと思います」

1軍合流の島本も8回2死から左打者を抑えて仕事完了。9回はレフト・熊谷の好守備にも助けられたハートウィグが抑えて逃げ切りに成功した。

これでマジック16。長期ロードは残り1カード。甲子園が熱くなる日が近づいてきた。

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