CSへ向けて少し心配なアクシデントが発生した。前日に死球を受けた近本が左前腕の打撲と診断されベンチを外れた。死球後に盗塁を決めていたこともあり大事には至ってないようだが無理をさせる時期ではない。センターには井坪が入り、中野と熊谷が1、2番を組んだ。
先発マウンドには才木が上がった。初回と2回は走者を背負ったが中盤にかけて状態を上げる。3回から5回までは3イニング連続三者凡退。ウイニングショットのフォークは少なめでストレート中心に押し中日打線を封じ込めた。
援護したい打線は2回に小野寺の2塁打と坂本の四球で1死1、2塁。5回に井坪の安打と才木の送りバントで2死2塁と得点圏に走者を置いたがあと1本が出ない。
0-0の投手戦が続く中、才木が7回1死3塁から先制打を浴びてしまう。それでも2死1、2塁からの内野安打で生還を狙った2塁走者はホームタッチアウト。ファースト・大山の広い視野が追加点を防いだ。才木は7安打を浴びながら7回を1失点、しっかり先発の役割を果たした。
「序盤は粘りながら、中盤からはテンポよく投げることができたと思います。球数は多くなってしまいましたが試合を作ることはできたと思います」
8回には工藤が約3ヶ月ぶりの1軍登板。159キロの豪速球を武器に中日のクリーンアップを三者三振に仕留め相手に傾いた流れを止めた。9回は椎葉がマウンドへ。徳島インディゴソックス出身の豪腕リレーでこちらも三者凡退に抑えた。
1点を追う最終回、クリーンアップのバットに期待がかかったが快音は聞かれず。力投した投手陣を援護することが出来なかった。
明日はネルソンが先発する。ブルペンデーで苦手な中日を封じたい。