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9月23日(JST000000Asia/Tokyo) DeNA最終戦でリリーフ陣無失点リレー

戦評

CSのキーマンにネルソンと前川が名乗りを挙げた。

元々リリーバーを務めていたネルソンはシーズン終盤に3試合連続で先発マウンドに上がり、どれもきっちり役割を果たした。この日は5回を投げて2失点。先発か。第2先発か。ロングリリーフ要員か。高い適応力を示した。

「前回登板も5イニングだったけど今日は変化球もある程度ゾーンにコントロールすることができて、いい感触だったね。先制され勝ち越しもされてしまったけど、1点ずつで崩れなかった。ゲームメイクできたところはよかったね」

打線では前川がアピールだ。3番・レフトでスタメン出場すると第1打席に安打をマーク。1点を追う5回2死満塁ではレフトへ同点の適時打を放った。

「皆さんが繋いでくれたチャンスだったので、思い切ってファーストストライクから仕掛けていく気持ちで打席に立ちました」

1-2と1点ビハインドの6回には大山がインコースに食い込む厳しい球をレフトスタンドに運ぶ。パワーヒッターの技ありの一発で試合を振り出しに戻した。

「勝ち越された直後でしたし、とにかく塁に出ることを考えた結果が、良い結果につながったと思います」

7回には及川が登板し先頭の左打者を空振り三振に仕留めたところでお役御免。17試合連続ホールドとなり藤川監督が現役時代の2005年にマークしたNPB記録に並んだ。チームの心臓、リリーフ陣は及川以外にも岩貞、ハートウィグ、島本が無失点リレー。延長戦に持ち込んだ。

10回は畠が2死1、2塁のピンチを凌ぐ。今季の防御率は0.00、無失点投球を続ける右腕が踏ん張った。11回は岩崎が1死満塁から連続三振。厳しいコースに投げ切って大ピンチを切り抜けた。

打線は2度の三振ゲッツーが響きチャンスを広げられない。12回も1死1、2塁からあと1本が出なかった。それでも12回裏を8人目の伊原が無失点に抑えゲームセット。リリーフ陣の力投によりDeNAとの今季最終戦は2-2の引き分けとなった。

今季は残り4試合で全てが甲子園でのホームゲーム。栄光のシーズンをファンの声援と共に締めくくる。

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