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9月27日(tham30) 反撃の一発。大山が通算150号本塁打

戦評

自身3連勝中で3年連続2桁勝利へは王手。シーズン最終盤に調子を上げてきた大竹が左投手のお手本のような投球で試合を作った。ストライク先行でテンポも良い。安打を打たれても併殺や巧みな牽制でピンチの芽を摘む。全く危なげない投球で5回まで2塁を踏ませず2安打無失点に抑えた。

打線は何度も中日先発の高橋宏からチャンスメイクした。近本が2打席連続安打で出塁し中野が進塁させる。2回には大山、前川の連打で無死1、2塁とし、4回にも2死走者なしから全ての塁を埋めた。5回は2死1、2塁と攻めてはいたもののあと1本が出ない。

すると両チーム無得点の6回、好投していた大竹がレフトポール際に先制アーチを浴びてしまう。1点差のままにしておきたかったが走者をためた場面でも被弾。4点のビハインドを背負う展開になってしまった。

その裏には先頭の木浪が四球で出塁し続く坂本が痛烈な打球を弾き返す。しかし不運にも投手正面でライナーゲッツー流れをつかめない。

それでもチームが苦しい時に頼りになるのが大山だ。7回に2死ながら1、2塁と走者をためるとライトスタンドに3点本塁打を放つ。今季13号はプロ通算150号、節目のアーチで1点差に迫った。

大竹は8回にも1点を失い10勝目を手にすることは出来なかったが打線は粘りを見せる。2点を追う9回、2死から佐藤輝と大山の連打で2、3塁とした。一打同点の場面で前川のバットから快音は聞かれなかったが近本と大山が猛打賞、木浪は1安打2四球で塁を賑わせるなど内容は悪くない。

明日は伊原と金丸のドラ1左腕対決。今後のセリーグを引っ張るでろう両投手が火花を散らす。

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