チームは79勝で、主砲の佐藤輝は39本塁打。節目の1勝、1本に向け今季最終戦に臨んだ。
先発のルーカスにとってはCSへ向けてアピールしたいところ。初回は三者凡退に抑えたものの2回に先頭打者への四球から先制点を与えてしまう。それでもその後の無死満塁は後続を三者連続三振に打ち取り2点目は与えない。低めの変化球で面白いように空振りを奪い5回までに9奪三振、確かな手応えを残した。
「いつもキャッチャーの人や守備に助けてもらっているけど、今日もフシミさんやみんなに助けてもらいながら投げることができたよ。2回も自分で招いたピンチだったけど最小失点で切り抜けることができたね。野手のみなさんに感謝です」
打線は3回に伏見が2塁打を放つも後続が倒れてしまう。5回には2死から梅野が安打と盗塁でチャンスメイク。近本の放ったライト前への安打で生還を狙ったがホーム手前でタッチアウト。同点のホームが踏めない攻撃が続いていた。6回には佐藤輝が良い角度の飛球を放ったがライトフライ。もうひと伸び足りず柵越えはならなかった。
投げては下村が6回のマウンドへ。伸びのあるストレートと鋭いカットボールを武器に三者凡退に抑えた。しかしイニングを跨いだ7回にアンラッキーな安打でピンチを招くと連続適時打を浴びてしまう。3点を失い点差を4点に広げられてしまった。
ビハインドの展開ながら岩崎、神宮、石井のリリーフ陣は終盤イニングをピシャリ。今季最終戦を白星で飾ることはできなかったが佐藤輝は打率.306、39本塁打、106打点で史上9人目の三冠王に輝いた。
次の舞台は6日後のCSファイナルステージ。日本一の栄光へ向け藤川監督は「いよいよ最後の大勝負が始まります。昨年、最後の日本シリーズでソフトバンクホークスにここで敗れ去りました。あの悔しさを皆さんで晴らしましょう」。長いペナントレースから短期決戦へ。来週の甲子園でも熱い戦いを繰り広げる。