1試合が重い短期決戦、CSファイナルステージ初戦の先発マウンドに安定感抜群の村上が上がった。開幕投手を務めた右腕はシーズンで10勝9敗、防御率1.85の好成績を残し最優秀防御率賞のタイトルを獲得している。DeNA戦でも5試合に投げて防御率1.85と好投、現在のNPBで最もゲームメイク能力の高い投手だ。
しかし立ち上がりは1球で1死を奪ったが際どいコースのボールが決まらない。連続四球でピンチを招き、先制適時打を浴びてしまった。
打線は2回に大山と元山の安打で2死1、2塁としたが得点ならず。それでも中盤にかけては村上が好投し順調にアウトを重ねていた。追加点を与えず打線の援護を待っていたがシーズン中も手を焼いたDeNA先発の平良を捉えられない。
我慢比べの展開が続く中、村上が6回に被弾し2点目を奪われてしまう。先発として試合は作ったが「初回からテンポも悪く先制を許してしまい、もう点を与えたくないところでホームランを打たれてしまいました。いいリズムを作る事ができずに申し訳ないです」と反省の言葉を残した。
その裏には佐藤輝が強い打球を放ってもDeNA守備陣のシフト網に阻まれる。2死から大山の左中間フェンス直撃の2塁打と高寺の四球で走者をためたが代打・木浪のバットから快音は聞かれない。
0-2で迎えた7回には坂本が安打を放ち貴重な無死の走者を出すと代打の前川も安打で続く。無死1、2塁とした。この後、2死1、3塁となったところで1塁に代走の熊谷を送った。勝負をかけたイニングだったがホームは踏めない。
及川、セベリーノ、神宮のリリーフ陣は無失点リレー。反撃を信じて腕を振った。
9回には木浪、坂本の連打で走者をため、代打の伏見が1球でバントを決める。1死2、3塁と一打同点のチャンスを作った。この時点でベンチに残る野手は梅野と植田の2人だけ。総力戦で挑んだが最後までホームが遠く悔しい完封負けとなってしまった。
初戦を落としたが優勝チームのアドバンテージがあり星勘定はまだ五分。短期決戦で出し惜しみする理由はない。明日は左のエース、高橋で勝利をもぎ取る。