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オフトラニュース

ドミニカンコンビが入団会見

2016/1/28

新外国人のマルコス・マテオ投手とラファエル・ドリス投手が、西宮市内の球団事務所で入団会見を行いました。

守護神候補として期待のかかる両投手は、共にMAX160キロを宣言。豪腕でチームを勝利に導くことを、力強く誓いました。

「去年の抑えがいなくなったと聞いた。その代わりに来させてもらったので、期待に応えられるよう頑張りたい」とストッパーへの意欲を見せたマテオは、メジャー通算70試合に登板し、2勝4敗、防御率4.65の実績の持ち主。今オフに参加した母国・ドミニカ共和国のウインターリーグでも守護神を務め、16試合に登板して1勝0敗11セーブ、防御率は0.00という好成績を残しています。

直球は常時153〜155キロ出るといい、一番自信があるのはスライダー。「1球1球に自信を持って投げていたので、継続していきたい」と胸を張りました。

「日本で野球をするのは一つの夢だったので、とても嬉しい」と喜びを口にしたのはドリス。カブス時代にチームメートだった藤川球児投手から話を聞いて、「こんなすばらしいピッチャーのいる国で、野球がやりたいと思った」といいます。藤川への阪神入団の報告はまだできていないそうですが、「手術を経て、大変な道を歩んできた方。いろんな話を聞きたい」と再会を心待ちにしています。

メジャー通算成績は、40試合に登板して2勝4敗4セーブ、防御率は5.48。ツーシーム、スプリット、スライダーを操り、「ツーシームは、フォーシームと同じぐらいの球速で投げられるよ」と自信もチラリ。「八回でも九回でも、言われたところで投げて、チームの勝利に貢献したい」と力を込めました。

今季の外国人選手は6人。出場枠を巡っての競争については、「一番大事なことは、チームが優勝すること。4人が上(一軍)とか考えず、自分のできることをしっかりやって、その上でチームに貢献できたら」。闘志は静かに燃やしています。

マテオと同じく、母国・ドミニカ共和国のウインターリーグに参加しており、17試合に登板して3勝0敗、防御率は0.53。「ウインターリーグ後も体は動かしていた。キャッチボールもしたし、ランニング中心に下半身のトレーニングはできている」と話し、万全の体調でキャンプに臨みます。

「ドミニカ人は、ヒゲを生やしたり、髪を奇抜にするのが好きなんだ」というマテオの言葉どおり、豪快なヒゲとヘアスタイルが印象的な二人。マテオのドレッドヘアには、「運を味方につける」意味がこめられているのだとか。一見強面の両投手ですが、会見中には何度も笑い声を上げるなど、陽気なドミニカンらしさ全開です。

初めてとなる日本での生活にも、ドリスは「日本食もノープロブレムだよ」、マテオは「スシに挑戦してみたいね」と楽しみにしている様子。話せる日本語は「アリガトウ、ミズ、コンニチハ」で、マテオは「コンニチハが、昨日はチハチハと聞こえてたんだ」と笑顔で話しました。

前日、同便で共に来日した、タイガース3年目のマウロ・ゴメス内野手もドミニカ共和国出身。昨年のシーズン途中から加入したネルソン・ペレス外野手も含め、チームのドミニカンは4人に。今年はタイガースに、ドミニカ旋風が巻き起こりそうです。

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