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3月27日(th0000003) 開幕戦落として2連勝を確信

戦評

粘る中日を下して、開幕カード2勝1敗と勝ち越した。

「開幕戦を落として、逆に2連勝を確信しました」

金本監督は不思議な言葉で3連戦を振り返った。

「開幕の負け方がそういう負け方だった。負けはしたけど、今年の開幕戦は、タイガースを変えていく、変わっていく原点になった」

敗れはしたものの、全員が目いっぱいの全力プレーをした開幕戦の試合後、「本当にいいものを見せてもらった」と話していた金本監督。そこで手応えを感じていたようだ。

 勝ち越しを懸けた第3戦は、先発・藤川が3イニングをほぼ完ぺきに抑え、打線は初回から1点、2点、1点と着々と加点。序盤は完全に阪神ペースだった。

打線をけん引したのは四番・福留だ。初回は二死二塁から中前打で先制点。早い回にしては珍しくガッツポーズを見せたが、それは「きのうチャンスで打てなくて悔しさがあった。第1打席は特に集中していた」からだ。

 2回は髙山、横田の2者連続タイムリーで2点を追加。3回には福留が今季1号ホームランを放ち、4年ぶりに阪神に復帰した先発・藤川に、4点目をプレゼントした。

「(球児は)帰ってきて初めての登板で、緊張感もあったと思う。強い思いを持って臨んでいただろうし、何とか援護点をと。少しでも勢いを与えられるようにね。欲を言えば、彼よりも目立とうと思っていた」

最後は福留らしく笑いを誘ったが、藤川への思いがひしひしと伝わってきた。

その藤川が4、5回につかまり、同点に追いつかれた後、ゲームを動かしたのは三番・ヘイグだ。

6回二死一、三塁から中日の3番手・田島の外寄りのボールをうまくたたいてライト前へ。阪神の助っ人では初となる、開幕から3戦連続打点を挙げて、チームを勝利へと導いた。

「前の選手が一、三塁というチャンスを作ってくれた。一、二塁間が広く空いていたし、その前の2球が外を攻められていたので、狙って打ちに行った。(右方向への打球は)自分の特徴の1つだと思っているよ」

直前の1球を「ストライク」とコールされ少し首をかしげたが、「あれでストライクゾーンが広いと感じ取ったんじゃないか。僕も(現役時代に)そういうことがあった。同じ匂いを感じたね」と金本監督。審判のゾーンを確認して、すぐに対応したのはさすがと言える。

藤川は5回で降板したため、6回表を抑えた榎田が勝ち投手。7回以降は歳内、髙橋、福原、マテオとバトンをつなぎ、中日の反撃を封じて逃げ切った。

火曜日からはヤクルト、DeNA、巨人とビジターで3カードを戦う。

「このスタイルで、イケイケで。失敗を恐れずやっていきます」(金本監督)

今度は関東の阪神ファンを熱狂させるつもりだ。

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