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8月4日(JST000000Asia/Tokyo) 9連戦初戦はサンズの一撃も空砲に

戦評

首位に立つ巨人との3連戦、初戦はセリーグトップの防御率1.69を誇る菅野が立ちはだかった。球界を代表する好投手の前にサンズ、ボーア、ガルシアが安打を放つがチャンスを広げられず前半は2塁を踏めないイニングが続いた。

先発・ガルシアは初回と3回に1発を浴びたものの各イニングを最少失点に抑え、5回3失点と何とか試合を作る。6回は2番手の望月が3人でピシャリ。巨人打線の中軸を完璧に封じ流れを呼び込んだ。

その裏の攻撃では近本がライト前へ安打を放ち先頭打者が出塁する。糸井の内野ゴロで1死2塁とするとサンズのバットが相手エースの得意球、スライダーを完璧に捉えた。

「球種も多く良い投手なので、なんとか粘って強くスイングできるボールを待っていた。近本もチャンスを作ってくれたし、良い結果になって良かったよ」

アウトコースの球をレフトスタンドに叩き込む、技ありのパワフルな2点本塁打で1点差。ビハインドのゲーム展開を終盤勝負に持ち込んだ。

イニングを跨いだ望月は7回も三者凡退に抑えるパーフェクトリリーフと結果を残す。「任されたところで自分の仕事をするだけですし、次回も継続して抑えることができるよう、しっかり準備していきたいです」との頼もしい言葉通り、今後も大事な場面を抑えてくれるに違いない。

しかし馬場と伊藤和がマウンドに上がった8回、手痛い守備のミスが絡んで4点。意地を見せたい打線も9回に大山、ボーアの連打でチャンスを作ったものの適時打は生まれず、今日から始まった9連戦は黒星スタートとなってしまった。

明日は確かな復調気配を見せる藤浪が先発マウンドに上がる。豪速球で巨人打線を封じ込め、チームに勝利をもたらしたい。

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