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4月15日(JST12000000) 左右の大砲の本塁打で広島に連勝

戦評

ファン待望の一発は17試合目に飛び出した。

初回、2死からマルテが安打で出塁すると大山がレフトスタンドに今季1号を放つ。

「中々1本出ない中でやっていたんですけど、チームのみんながカバーし合いながらやってくれていたので、今日こそは自分が仕事をしようという気持ちで試合に入りました」

主将の決意を感じさせる主砲の一振りで2点を先制した。

4回には安打で出塁したサンズを1塁に置いて、佐藤輝が2試合連発となる第5号をバックスクリーンに叩き込む。矢野監督が「あの方向がテルのホームランの基本の方向だと思いますし、飛距離もテルらしく夢のあるホームラン」と話す一打は打った瞬間に柵越えを確信させる文句なしのえぐい弾道。打球速度173km/hはメジャー級だ。第1打席ではゴールデングラブ賞4度の名手、広島のライト・鈴木が見失うほどの高い打球を打ち上げラッキーな2塁打を記録していた。毎試合のように規格外のパフォーマンスを続けている。

佐藤輝が豪打なら同じルーキーの中野は俊足と好守を見せた。4回の第2打席でライトオーバーの打球を放つと一気に3塁へ。相手先発は左投手の床田だったがスタメン起用されるとしっかり結果を残し、右投手と対戦した第3打席もライトへ2塁打を放つ。5回の守備ではセンター前に抜けそうな強い打球を抑え、攻守に渡って首脳陣にアピールした。

先発の秋山は珍しく5回までに3四球を与えたが勝負所ではコースと高さを間違えない。7回を3安打無失点に押さえる好投で先発の役割を果たし試合を作った。終盤は岩崎、スアレスの磐石リレーで逃げ切りに成功。連勝を5に伸ばした。

怒涛の勢いで9つの貯金を作り次カードで戦うヤクルトには開幕3連勝を飾っている。4月中旬にして早くも2桁貯金生活が実現しそうだ。

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