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8月10日(JST000000Asia/Tokyo) 鉄壁リレーでブルペン強化。いざ後半戦

戦評

エキシビションマッチ最終戦はもちろん本気モード、ペナントレース再開へ向け投手陣が熱の込もった投球を披露した。

先発した藤浪は1球目から154km/hのストレートを投じる。先頭打者をセンターフライに打ち取ると2人目の打者の初球には158km/h。3人目の打者を空振り三振に仕留めたスプリットも149km/hを計測した。豪速球による完璧な立ち上がり、2回からは粘り強さも見せた。走者を出しても適時打は許さない。素早い牽制でも走者を刺した。4回に2点を失ったが5回は2つの三振を奪い3人でピシャリ。球数が80球を超えても球威は全く落ちず6奪三振の好投で試合を作った。

6回はルーキーの石井大が三者凡退。力強い球で2奪三振とエキシビションマッチでアピールを続けている。7回は若手に負けていられないと言わんばかりに馬場も2つの三振を奪い無失点。8回は齋藤もやはり2奪三振、無失点。1軍定着を狙う右腕の快投が続いた。最後はリリーフ転向のアルカンタラが7球で楽天打線を封じ、締めくくった。

打線は得点こそ奪えなかったが楽天のエース・則本からチャンスを作り、守備ではファーストに入った木浪が本職ではないポジションながらさすがのグラブさばきで強い打球を処理するなど光るプレーもあった。

ペナントレース中断中に多くの外国人選手がリフレッシュのため一時帰国していた。その影響で後半戦再開時はマルテ、スアレスらを欠いた状態で戦うことが濃厚だ。痛手には違いないがそれもシーズントータルで最大限のパフォーマンスを発揮してもらうため。エキシビションマッチ12試合では若手投手の好投が目立ち、ブルペンの厚みが増した。得意とする先行逃げ切りの展開へと持ち込めれば自然と白星も増えてくる。2005年以来16年ぶりの優勝へ、全ての準備は整った。

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