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5月18日(20Asia/Tokyo18) 西純が投打に活躍し神宮花火大会

戦評

チームにとって43試合目、マルテにとっては13試合目で待望のラパンパラが炸裂した。初回、2死からマルテがレフトスタンドに先制アーチを描いた。

「しっかり集中して打席に入ることができていたし、最高の形で先制点を取ることができて素直に嬉しいよ」

2回にも驚きの一発が飛び出した。2死1塁で打席に立った西純もレフトスタンドに本塁打を放った。

「待ってるところに来て、振ったら入ってびっくりしました。打った瞬間行ったと思ったので、凄い嬉しかったです」

高校時代に通算25本塁打を記録しU18日本代表でも野手として出場した打力の持ち主。投手は9番が定番となっている中、8番での起用に応えた。

初回がソロアーチで2回がツーラン、となればもう一押しが欲しくなるところ。3回に2死1、3塁から大山の3点本塁打でさらにリードを広げた。

「(西)純矢のためにも早い段階で追加点を取りたいと思っていましたし、チャンスの場面でしっかり打つことができて良かったです」

一発攻勢により序盤で6得点を挙げ、大量援護を受けた西純は4回まで2安打無失点。しっかり試合を作ると先頭打者から連打を浴びた5回も内野ゴロで1死1、3塁とし、痛烈な打球をサードの佐藤輝が落ち着いて処理する。併殺打で中盤の山場を切り抜けた。

守備で若虎を助けた主砲はバットでも援護する。6回に佐藤輝がバックスクリーンにライナー性の打球を突き刺した。

「昨日、今日と打つことができていなかったので、なんとかやり返したいと思っていました。自分のスイングができたことが、結果に繋がったと思います」

中押し点でさらに楽になった西純はその後もマウンドを譲らなかった。8回の打席にも立ち、9回もマウンドへ。球数は100球を超えていたが球速は150km/hを計測しヤクルトのクリーンアップを3人斬り。「(坂本)誠志郎さんのリードのおかげで最後まで投げられました。最後は気持ちで行くしかないと思って投げました」

西純のプロ初本塁打&プロ初完投という投打に渡る大活躍と、クリーンアップのアーチ共演により7点差をつけて快勝を収めた。ヒーロー誕生と主力打者の復調、内容の伴う白星で明日以降の戦いに弾みがついた。

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