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5月27日(tham31) 大竹の好投に近本、中野が応え7連勝

戦評

猛虎打線に要注意。その噂は来日1年目の外国人投手にも届いていたようだ。巨人先発のグリフィンは試合前時点で47回を投げて与四球9と制球力に優れたタイプ。しかし初回だけでノイジー、大山の圧により2四球をもぎ取った。

最初のチャンスは逃し援護点はもらえなかったが先発の大竹は尻上がりに調子を上げた。初回は2安打を浴びてピンチを招くも切り抜ける。2回は中野と木浪の華麗な連携で併殺を取ってもらうと3回は三者連続三振。4回以降も緩急と奥行きを駆使した投球術で巨人打線を翻弄、7回を無四球無失点と好投した。

「調子は良くなかったんですけど、尻上がりに投げられたのが良かったと思います。とにかくチームが勝つことが1番だと思ってます」

沈黙していた打線も7回に目覚めた。2四球で2死1、2塁とすると近本がセンター前に適時打を放つ。ついに均衡を破った。

「外野も前に来ていたので(カウントが)3-2までいって、ランナーが走ってくれたらどこかにヒットなったら1点入るなと楽な気持ちで(打席に)入りました」

先制に成功しなおも続く2死2、3塁で中野の打球もセンター前へ。貴重な2点適時打となりリードを広げた。

「ネクストで近本さんの打席を見ながら、近本さんで点を取ってくれと思っていたので楽な気持ちで打席に入れたので近本さんのおかげです。近本さんが塁に出てくれるので自分は後ろにつなぐ気持ちだけを持ってやっているので、近本さんと一緒に良い攻撃が出来ていると思います」

打点を稼げる1、2番の活躍で3-0とすると8回は岩貞が無失点。9回に反撃を許したが3投手を投入して同点は許さない。加治屋がプロ初セーブを挙げて逃げ切りに成功した。終盤の切り札・湯浅と岩崎を使わず、3〜6番の中軸が無安打に抑えられた試合でも負けない。止まらぬ連勝は7まで伸びた。

5カード連続で勝ち越しを決め明日は交流戦前ラストゲーム。岡田監督は「(先発する)才木、良いピッチングしてくれると思うんで、明日も初めてのピッチャーなんで相手も。序盤に1点でも2点でも取ってあとは才木に頑張ってもらいます」。現状どちらに勢いがあるか。誰の目にも明らかだ。

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